アメリカ旅行のためESTA（海外渡航認証）の申請をしたが、代行業者だった。キャンセルしたい。

アメリカへの旅行に行くため、ESTA（電子渡航認証）の申請をしようと思い、インターネットで申請窓口と思われるサイトを
検索し、電子渡航認証の申請を行った。その際、申請手数料が80ドルかかると表示され、本来ならば14ドルで済むものだと思っていたので、不審に思ったがクレジットカードで決済した。

手続きを全て終えた後で、代行業者と契約したとわかった。代行業者に申請手続きのキャンセルを申し出したところ、
返金には応じられないと返事があった。全額の返金を求めたい。

［処理結果］
当センターにおいて、当該事業者のウェブサイトを検索して閲覧し、大使館の公式ホームページでないことと、海外の
事業者であることを確認した。また、当該サイト上の特定商取引法上の表示も確認したところ、返金及びキャンセルは
一切受け付けないとの記載があった。

以上のことから、全額の返金を求めるのは難しいと伝え、念のため越境消費者センターの相談窓口を案内した。

［消費者へのアドバイス］
　「ESTA」とは、2009年1月から導入されたビザ免除プログラムの一部で、アメリカ国土安全保障省による電子渡航認証
システムのことをいいます。アメリカ入国のためのESTAの申請は、アメリカ大使館のウェブサイトを経て行い、費用は
14ドルです。（2019年11月確認）。

事例のように、公式サイトに申請するつもりが、誤って公式サイトとは別のサイトで申請してしまったという相談が
寄せられています。

申請の際には、公式の大使館ホームページ等で所定の費用や公式URL等を確認した上で申請しましょう。
また、契約前に解約条件等も確認しましょう。

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受付時間　月曜日～金曜日　午前9時～午後4時30分まで（祝日、年末年始を除く）
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