ロタウイルス感染症予防接種
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更新日:2024年9月17日
ロタウイルスについて
ロタウイルスは、乳幼児の胃腸炎の主な原因であり、5歳になるまでにほとんどの方が感染します。嘔吐や下痢が1週間程度続きますが、脱水症状が強い場合は、入院が必要となることがあります。
接種対象者と回数
予防接種法の改正により、令和2年10月1日から定期予防接種の対象となりました。
令和2年8月1日以降に生まれた方が対象です。
ワクチン名 | ロタリックス(1価) | ロタテック(5価) |
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接種時期 | 出生6週0日後から24週0日後 | 出生6週0日後から32週0日後 |
どちらのワクチンも生後2か月に至った日から出生14週6日後までに初回接種をします。 | ||
接種回数 | 2回接種(27日以上の間隔をあける) | 3回接種(27日以上の間隔をあける) |
成分の違い | 生ワクチンは、弱毒ウイルスを感染させて、免疫をつけます。 | |
経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン | 5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン | |
通常ヒトに感染する、ヒト由来ロタウイルスを弱毒化したウイルス(1種類)で、主要流行株の5種類に効果あり | 動物由来のロタウイルスに、ヒト由来ロタウイルスの遺伝子の一部を入れ替えて、ヒトに感染できるようにした弱毒ウイルス(5種類) |
(注1)出生6週0日後とは生まれた曜日から6週目の同じ曜日
(注2)出生14週6日後とは生まれた曜日から15周目の同じ曜日の前日
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも 飲むタイプの生ワクチンです。2種類とも、効果や安全性に変わりありませんが、接種回数が異なります。どちらのワクチンもロタウイルス胃腸炎の発症を7~8割減らし、入院するような重症化は、そのほとんどが予防できます。
接種間隔のイメージ
接種間隔のイメージ図
予診票について
予診票は、生後2か月になるまでに送付しています。
転入などで予診票がお手元にない方は、予診票発行の手続きが必要です。詳細は こちら。
副反応について
副反応の主な症状は、嘔吐や下痢、発熱ですがいずれも軽症です。
注意が必要な症状として、腸重積症の疑いがある場合は、すみやかに接種医にご相談ください。
腸重積症について
腸重積症とは、腸管に腸管がはまり込む病気です。腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要です。ワクチン接種から1~2週間くらいまでの間には、腸重積症のリスクが通常より高まると報告されています。
腸重積症の症状としては
●突然激しく泣く
●機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
●嘔吐する
●血便が出る
●ぐったりして顔色が悪い
などがあります。接種後に症状がひとつでも見られた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。腸重積症はロタウイルスワクチンの接種にかかわらず、乳幼児がり患することのある疾患で、まれな病気ではありません。
月齢が進むと、腸重積症にかかりやすくなります。できるだけ腸重積症の起こりにくい早めの時に接種を受けましょう。初回接種を生後15週以降に受けることはおすすめしていません。
お問い合わせ
感染症対策課
電話:03-4446-2643
FAX:03-5744-1524
メールによるお問い合わせ
大森地域健康課
電話:03-5764-0661
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