地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和6年9月6日)
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更新日:2024年9月12日
地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和6年9月6日)
委員の皆様、おはようございます。
9月になりましたが、今年の夏は、例年に増して暑さが厳しく猛暑が続いています。引き続き、こまめな水分補給や、適度な塩分補給、適切なエアコンの使用など、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
また、台風やゲリラ豪雨などの風水害が発生しやすい季節となりました。今一度、身の回りの防災対策を見直していただければと思います。
それでは、区政の動きについてお話させていただきます。
1 令和6年第3回区議会定例会について
第3回区議会定例会が9月13日から10月11日までの会期で予定されております。令和5年度各会計歳入歳出決算や条例案などの議案を提出する予定でございます。
2 新空港線について
区では、令和4年6月に都との費用負担割合について合意し、その後新空港線の整備主体となる羽田エアポートライン株式会社を設立するなど、新空港線第一期整備実現に向け、着実に進めてまいりました。この間、皆様には、『新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会』へのご参加や、各地区自治会連合会の会合での説明、並びに地域行事での新空港線PRブースの出展へのご協力など、多大なるご支援をいただいておりますことに、改めて御礼を申し上げます。新聞報道がございましたので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、先日8月27日に国土交通省の令和7年度予算概算要求概要が公表され、新空港線に関する予算が盛り込まれました。これは大変大きな一歩であります。引き続き早期の事業化に向け、事業主体である羽田エアポートライン株式会社を支援するとともに、国や東京都との連携を図り、協議を加速させてまいります。
3 敬老の日の区からのお祝について
8月15日現在、区内にお住まいで、年度内に満88歳になられる方は3,499名で、このうち男性は1,210名、女性2,289名でございます。また、100歳になられる方は、231名で男性35名、女性196名でいらっしゃいます。区内の最高齢は、女性の方で110歳、男性の方で105歳となっております。88歳の方には、私、区長からの米寿お祝いメッセージカードを、また、100歳の方と最高齢の方には、お祝い金を贈呈させていただきます。私も先日、新たに100歳を迎える2名の方のお宅を訪問させていただき、直接、敬老の意と、お祝いを申し上げてまいりました。引き続き、高齢者の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちを目指して、着実に高齢者福祉施策を進めてまいります。
4 大田区老いじたく情報登録事業の実施について
区では「人生100年時代」と言われる今日、生涯を安心していきいきと暮らせるよう、元気なうちから将来に備え、いつまでも自分らしく人生を前向きに安心して暮らしていただくことを目的として、令和2年度から老いじたく推進事業に取り組んでおります。
今年度はあらたに「老いじたく情報 登録事業」を創設し、7月22日から相談・登録申請の受付けを開始したところでございます。本事業は、老いじたくに関する情報を区に登録していただき、病気や死亡などにより意思表示ができなくなったときに、本人が指定した方、医療機関・警察・消防などに情報提供を行い、本人の意思を伝えられるようにするものです。本事業の目的をご理解いただき、広く周知していきたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
5 令和6年秋の大田区交通安全運動について
9月21日から30日までの10日間、「秋の大田区交通安全運動」を実施いたします。さて、大田区における今年の1月から6月末までの交通事故の状況ですが、警視庁の調べでは、交通事故件数は695件で、昨年同時期より51件減少しています。軽傷者数は減少しましたが、死者数は5名で1名増加、重傷者数は52名で7名増加しております。区といたしましては、交通安全に対する意識を高め、引き続き悲惨な交通事故を1件でも減らしていくよう努めてまいります。関係団体の皆様、委員の皆様におかれましては、より一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
6 こどもと家庭の相談窓口機能 「こども家庭センター」の設置について
令和6年4月に施行された児童福祉法において、子育て世帯への切れ目ない包括的な相談支援体制を強化するため、「母子保健」と「児童福祉」の両機能が、一体的な組織において相談支援を行う「こども家庭センター」の設置に努めることとなりました。区は本年10月に、こどもと家庭の相談窓口を各地域庁舎に設置し、区民の身近な場所で妊娠・出産・子育て期を切れ目なくサポートするための相談や情報提供を行ってまいります。また、予防的支援の観点を軸に相談支援を充実させて、「虐待の未然予防強化」に取り組んでまいります。この取り組みを通じて、全ての妊産婦・子育て世帯・こどもへの切れ目ない包括的な相談支援等を展開し、より一層、地域でこどもたちが健やかに成長する、安心して子育てできるまちづくりに取り組んでまいります。
7 スポーツ健康都市宣言記念事業 第41回大田区区民スポーツまつりの開催について
本年も区民スポーツまつりを、10月14日のスポーツの日を中心に開催します。運営にあたりましては、大田区自治会連合会、大田区青少年対策地区委員会会長会、大田区青少年委員会のほか、多くの関係団体の皆様にご協力いただいております。また、各地区の自治会連合会や青少年対策地区委員会等が主催となり、運動会等を実施する地域会場につきましては、昨年より1会場増えて9会場となり、スポーツまつりを益々盛り上げていただいております。
今年は、大田区総合体育館が工事で使えないため、大森スポーツセンターが主会場となります。主会場では、開会式のほか、リオデジャネイロオリンピック4×100mリレー 銀メダリストのケンブリッジ 飛鳥さんによるかけっこスピードアップ教室を行います。その他、嶺町文化センターや、萩中公園、多摩川緑地など、区内の全45会場でスポーツの体験会を行いますので、それぞれのエリアを周遊して色々なスポーツを楽しんでいただけます。スポーツ健康都市宣言に掲げる「健康で豊かな生活」の実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。
8 区内事業者向けSDGs認定制度 「SDGsおおたスカイパートナー」募集について
SDGsの達成に向けて取り組む事業者を、区が認定し「見える化」する制度である「SDGsおおたスカイパートナー認定制度」への参加者募集を今月より開始しました。この制度は、大田区に本社、支社、営業所等を有する法人、個人事業主、団体を対象としており、認定した事業者には、認定証を交付し、区ホームページにて事業者名や取組内容等のPRを行います。1月1日からの認定開始ですが、企業だけではなく、自治会・町会や各種団体なども制度の対象となりますので、ご参加いただけますと幸いでございます。今後も地域の皆様・各団体の方々と連携を図り、SDGsへの取組の推進を促すとともに、公民一体となって持続可能な地域社会の実現をめざしてまいります。
9 大田区大森北四丁目複合施設における 開設の延期についての経過報告
前回7月2日の地域力推進会議でご報告させていただいた大森北四丁目複合施設における漏水事故につきまして、これまで一日も早い施設の開設に向け努めてまいりました。各受注者はもちろんのこと、区においても、「対策本部」を中心に職員が一丸となって対応を行ってまいりました結果、このたび修繕工事の目途がたちましたので、皆様にご報告申し上げます。
まず、施設に併設する入新井第一小学校につきましては、8月中に無事引渡しを終え、当初の予定どおり、2学期から新校舎で授業を開始することができました。また、複合施設につきましては、10月11日を工期として工事を完了し、建物引渡しを受けた後、施設の開設準備を進め、12月1日に開設することといたします。開設後の施設抽選申込みにつきましては、「大田区公共施設利用システム(うぐいすネット)」の対象施設が9月16日から、音楽スタジオが10月10日から、それぞれ受付を開始いたします。詳細は、区のホームページなどでご確認いただくようお願いいたします。当初の予定よりも遅れての施設開設となりますが、ご理解とご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
10 平和都市宣言記念事業 「平和のつどい」の開催について
先日、終戦記念日である8月15日に平和都市宣言記念事業「平和のつどい」を開催いたしました。今年から式典と花火の打上げの会場を分けての初の取り組みで、関係機関と蜜に連絡を取りながら細心の注意を払い、無事開催できたことをうれしく思っております。第1部の区民ホール・アプリコでは、式典をはじめ、映画の上映会、ワークショップなどの取り組みを通し、子どもから大人まで約2,000名と多くの方に来場していただき、平和の大切さを再認識していただけたと思います。また、第2部の多摩川河川敷での平和祈念花火は、前回の打上げから実に6年ぶりとなり、再開を待ち望んでいた約92,000人の来場者のみなさまに約4,000発の花火の打ち上げを披露いたしました。
今後も平和の尊さを伝えながら、笑顔あふれる暮らしが送れる大田区になるよう取り組んでまいります。
以上を持ちまして、今月のごあいさつとさせていただきます。