麻しん(はしか)
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更新日:2024年10月25日
お知らせ
令和6年10月、東京都内で麻しん患者の発生報告がありました。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
また、9月以降、埼玉県で麻しん患者が複数発生しています。
東京都保健医療局『麻しん(はしか)患者の発生』(10月18日報道発表)
麻しんの感染事例に関する啓発リーフレット(厚生労働省)(PDF:286KB)
医療機関の方は以下の協力依頼も合わせてご覧ください。
麻しんの国内伝播事例の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)(厚生労働省)(PDF:165KB)
麻しん(はしか)とは
麻しん(はしか)は麻しんウイルスを原因とする感染症です。
典型的には、10日から12日間の潜伏期間の後、38度程度の発熱や風邪症状が2日から4日続き、その後39度以上の高熱とともに発疹が出現します。主な症状は、発熱や発疹の他に、咳、鼻水、目の充血などです。
感染力が非常に強く、合併症として、肺炎、脳炎を引き起こし、重篤になることがあります。
感染経路
空気感染が主たる感染経路ですが、その他に、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。感染力はきわめて強く、免疫を持っていない人が感染すると90パーセント以上が発症します。周りへ感染させる期間は、症状の出現する1日前(発疹出現の3日から5日前)から発疹消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)とされています。
麻しん(はしか)と診断を受けた方と接触した場合には10日間程度は、体調の変化に十分注意をしてください。症状が見られたときには、麻しん患者と接触したことを予め医療機関に伝えた上で、受診してください。
麻しんの治療
特別な治療法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。合併症があればそれに応じた治療が行われます。
予防にはワクチンが有効です
麻しんは予防接種で防げる病気です。定期予防接種の対象となる方は早めに予防接種を受けましょう。
定期予防接種は1期、2期の期間を対象としています。
1期:1歳以上2歳未満
2期:5歳から7歳未満で小学校就学前1年間
定期予防接種では、麻しん・風しんの混合ワクチン(MRワクチン)として接種します。
確実な免疫を得るためには、99%以上の人が免疫がつくと言われる2回(1期、2期)の接種が望ましいとされています。
2期の接種率が低下しています。確実な免疫を得るため、1期2期とも忘れずに接種しましょう。
定期予防接種と、やむを得ない事情により、MR(麻しん風しん)の定期予防接種を受けることができなかった方を対象にした大田区独自の事業については、下記リンクからご確認ください。
定期予防接種の対象外の方は、任意接種として全額自己負担で受けることが出来ます。医療機関にご相談下さい。
その他
学校保健安全法では、第二種の感染症に指定されており、「解熱した後三日を経過するまで」を出席停止の期間の基準としています。ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。
関連リンク
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