マイコプラズマ肺炎
ページ番号:873938137
更新日:2024年10月11日
マイコプラズマ肺炎とは
細胞に寄生する極めて小さい細菌であるマイコプラズマ・ニューモニエによる感染症です。子どもから若い世代の大人を中心に、全年齢で1年を通して報告があります。
原因と感染経路
病原体は、マイコプラズマ・ニューモニエです。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体によって感染(飛まつ感染)、あるいは病原体が付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。
症状
潜伏期間は2~3週間と比較的長いです。発熱、全身倦怠感、頭痛などの初期症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。一般に、肺炎のわりに症状が軽いことが特徴であるとされていますが、重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。
治療
抗菌薬(マクロライド系)による治療が基本となりますが、軽症の場合は、抗菌薬なしで経過をみる場合もあります。
感染予防のポイント
・流水と石けんによる手洗いとうがいの習慣をつけましょう。
・タオルの共用を避けましょう。
・咳やくしゃみの症状があるときは咳エチケットを心がけましょう。
東京都感染症情報センター マイコプラズマ肺炎の流行状況について
大田区保健所メールでは、感染症等の情報を配信(月1回)しています。
お問い合わせ
電話:03-4446-2643
FAX :03-5744-1524