マイコプラズマ肺炎

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更新日:2024年10月11日

マイコプラズマ肺炎とは

細胞に寄生する極めて小さい細菌であるマイコプラズマ・ニューモニエによる感染症です。子どもから若い世代の大人を中心に、全年齢で1年を通して報告があります。

原因と感染経路

病原体は、マイコプラズマ・ニューモニエです。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体によって感染(飛まつ感染)、あるいは病原体が付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

症状

潜伏期間は2~3週間と比較的長いです。発熱、全身倦怠感、頭痛などの初期症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。一般に、肺炎のわりに症状が軽いことが特徴であるとされていますが、重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。

治療

抗菌薬(マクロライド系)による治療が基本となりますが、軽症の場合は、抗菌薬なしで経過をみる場合もあります。

感染予防のポイント

・流水と石けんによる手洗いとうがいの習慣をつけましょう。
・タオルの共用を避けましょう。
・咳やくしゃみの症状があるときは咳エチケットを心がけましょう。

大田区保健所メールでは、感染症等の情報を配信(月1回)しています。

お問い合わせ

感染症対策課

電話:03-4446-2643
FAX :03-5744-1524