A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
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更新日:2024年7月4日
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎はA群レンサ球菌による上気道の感染症です。
患者の割合は学童期の小児が最も多く占めています。
例年、冬および春から初夏にかけての2つの時期に流行が見られます。
19週(5月6日~5月12日)以降、区内定点医療機関からの報告が増加しています。
大田区と東京都の発生状況について、毎週更新しています。下記リンクから確認できます。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは
A群レンサ球菌を原因とする感染症です。症状としては、38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌、嘔吐などがあります。
熱は3日から5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。
まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。
発症時は、抗菌薬での治療ができるため、早めに受診をしましょう。
また、急性糸球体腎炎などの合併症を防ぐために、主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。
感染経路と感染予防のポイント
咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込んだり、細菌がついた手で口や鼻に触れることで感染します。
こまめな手洗い、咳やくしゃみをするときは口と鼻をティッシュなどでおおうなどの咳エチケットを心がけましょう。
東京都感染症情報センター A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について
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