伝染性紅斑
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更新日:2024年7月1日
咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染します。手洗いや咳エチケットを行い、感染を予防しましょう。
区内の感染症の発生状況を毎週更新しています。
伝染性紅斑とは
皮膚の発疹を主症状とし、両頬がリンゴのように赤くなることから別称「リンゴ病」とも呼ばれる感染症です。
例年、年の始めから7月上旬にかけて流行がみられ、小学校入学前後2~3年の小児に患者報告が多くみられます。
原因・感染経路
ヒトパルボウイルスB19が原因。患者の咳やくしゃみなどしぶきに触れることで感染します。
症状
10~20日の潜伏期間を経て、頬に境界鮮明な赤い紅い発疹が現れます。続いて、手・足に網目状・レース状の発疹がみられます。胸・腹・背中にもこのような発疹が現れることがあります。通常、発疹は1週間程度で消失します。
頬に発疹が現れる7~10日前くらい前に、微熱や風邪のような症状がみられることが多く、この時期にウイルスの排出量が最も多くなります。
発疹が現れる時期には、ウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失します。
治療
特別な治療方法はなく、症状に応じた対処療法となります。
予防方法
ワクチンはありません。手洗い、うがい、咳エチケットなど一般的な予防対策が必要です。
特に妊娠中に感染すると、胎児の異常(胎児水腫)や流産等を起こすこともあるため、注意が必要です。万一感染した場合は、医療機関に相談し、胎児の状態を注意深く観察することが重要です。
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