羽田空港再拡張後の飛行ルートについて
ページ番号:485892784
更新日:2014年10月24日
羽田空港(東京国際空港)は、4本目の滑走路(D滑走路)が平成22年10月21日に供用を開始し、同10月31日に国際定期便が就航しました。
これに伴う、再拡張後の羽田空港の飛行ルートについて、国土交通省から示された内容についてお知らせします。
これは、大田区を含めた周辺自治体との協議を経て決定されたものです。
なお、令和2年3月29日から運用開始された新飛行経路については、こちらをご覧ください。
飛行ルートについて
大田区は、特に区内に騒音等の影響を及ぼす、(1)北風時A滑走路北向き離陸左旋回(2)区内上空経由西行き飛行ルート(3)深夜、早朝時間帯における飛行ルート、の3点を中心に運用の改善などを国に求めてきました。この協議の結果、国土交通省から示された内容についてお知らせします。
再拡張後の運用についてのポイント
(1)北風時にA滑走路を北向きに離陸して左旋回するルート
- 現在、午前7時台、8時台に1日5便以下とされているものを、再拡張後は3便以下とする。
- 空港運用の慣熟を経て数年で廃止することを目標とし、それまでの間においても可能な限り減便に努める。
(2)区内上空経由西行き飛行ルート
- 区内上空に設定されている管制上の飛行ポイント(KAMAT)においては、飛行高度9,000フィート(約2,700メートル)以上を遵守し、可能な限り高い高度の確保に努める。
- 西方面へ向かう飛行ルートを増設し、季節や月ごとの方面別需要に応じて、区内上空を通過する便数を分散する。
(3)深夜、早朝時間帯(午後11時から翌日午前6時)における飛行ルートと滑走路運用について
- 原則として海側に位置するC滑走路とD滑走路を使用する。
- 国際線、国内線ともに、全て海上経由とし、区内上空を飛行するルートは設定しない。
なお、上記(2)の区内上空経由西行き飛行ルートにおける再拡張以前の運用では、福岡、長崎、広島、山陰、ソウル、北京行きが設定されていました。これに対し、再拡張後は下記のように、季節や月ごとの方面別の需要に応じて、風向き別に各2通りのケースが設定されます。(添付図「方面別滑走路運用」参照)
【北風時】
ケース1 福岡、長崎、広島方面と山陰、ソウル、北京方面
ケース2 福岡、長崎、広島方面
【南風時】
ケース1 福岡、長崎、広島方面
ケース2 区内上空経由便が設定されない
これは、季節や月ごとの方面別需要に応じて、効率的に滑走路を使用できるようにするためであり、どちらのケースが設定されるかは、その時々の方面別需要によって決定されます。
(現在、北風時、南風時それぞれケース2の設定)
ゴーアラウンド(着陸復行)について
ゴーアラウンドとは、着陸態勢に入った航空機が、突風など気象条件の急な変化やバードストライク(鳥が飛行機に衝突すること)の発生などにより、そのまま着陸すると危険と判断された場合に、着陸のやり直しを行うことです。A滑走路及びB滑走路に着陸する航空機がゴーアラウンドを行った場合、区内上空を飛行することがあります。
国土交通省提供の飛行経路図
注釈)図中の用語について
RNAV経路 : 航空機に搭載された装置により飛行する経路のこと
ILS進入 : 電波により誘導する着陸方式のことで、南風悪天時と北風時に使用される
LDA進入 : 電波により誘導する着陸方式のことで、南風好天時に使用される
RWY05 : D滑走路を東向きに離陸すること
RWY34R : C滑走路を北向きに離陸すること
RWY16R : A滑走路を南向きに離陸すること
RWY16L : C滑走路を南向きに離陸すること
なお、再拡張後の飛行ルートに関して、国土交通省のホームページ(こちら)にも掲載されておりますので、ご覧ください。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader のダウンロードへ
お問い合わせ
電話:03-5744-1650
FAX :03-5744-1528
メールによるお問い合わせ