北風時A滑走路北向き離陸左旋回の廃止について

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更新日:2018年5月1日

北風時A滑走路北向き離陸左旋回の廃止について

 羽田空港では、平成12年より、北風時においてA滑走路から北向きに離陸して大森南付近で左に旋回し、糀谷・羽田等の羽田空港近接市街地上空を低い高度で通過し、神奈川方面に進むルートが設定されおり、平成22年10月までは5便が運航し、現在は3便を上限に運航されてきました。
 羽田空港近接の地域では、この「北風時A滑走路北向き離陸左旋回」の騒音に長い間悩まされています。
  この度、国土交通省より「2018年冬ダイヤ(2018年10月28日から)において1便削減し、2019年夏ダイヤ(2019年3月31日から)において残る2便を削減し、現行運用における北風時A滑走路北向き離陸左旋回を全廃する」との回答がありました。

おおた区報に「北風時A滑走路北向き離陸左旋回の廃止」の記事が掲載されています。

経 過

1 北風時(概ね7ノット以上)において出発混雑時間帯(7時台及び8時台)にYS-11並の低騒音ジェット機により1日5回以下運航などと記された「新B滑走路供用後の東京国際空港の運用」が羽田空港移転問題協議会(三者協)にて了承(平成12年3月)、7月運用開始。

2 実際の運用による騒音に対し多くの苦情が寄せられ、機材変更等環境改善に向けた要望書を国に提出。区議会も含め、騒音改善や廃止を求めてきた。

3 再拡張後の運用協議において、1日3回を上限とし、「空港運用の慣熟を経て数年後に廃止することを目標とし、それまでの間も可能な限り減便に努める」と取り交わされた。(平成22年5月)

4 国は「平成22年5月14日付け『D滑走路供用後の東京国際空港の運用について』を踏まえ、機能強化の本格実施に先立って、廃止を行う」とした。(平成28年7月)

羽田空港移転問題協議会(三者協)

 騒音問題解決や航空機需要の増大に対応するため、羽田空港の移転に関して国・東京都・地元区(大田区・品川区)の三者の話し合いを進める場として昭和52年設置。
 これまで跡地の範囲や面積、土地利用等について協議され、平成22年に「羽田空港跡地まちづくり推進計画」を策定。航空局は航空ネットワーク部長、都は都市整備局理事、区は副区長が委員となっています。

平成22年5月14日付け『D滑走路供用後の東京国際空港の運用について』

 平成22年10月のD滑走路供用開始後の飛行ルール、滑走路運用方式などについて区と国で文書の形で確認したものです。

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