令和元年度 橋梁長寿命化修繕計画
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更新日:2024年8月27日
橋梁長寿命化修繕計画の一部改定
令和元年度に策定した橋梁長寿命化修繕計画に対して、「新技術の活用方針」、「老朽化対策」、「費用の縮減に関する具体的な方針」の3つについて検討し、一部改定をいたしました。
具体的には、空中・水中ドローンや非破壊検査等の新技術を導入することによって、点検時における安全性の向上や診断精度の高度化を図ります。また、道路ネットワーク上における橋梁の位置づけを再確認し、将来の区の姿を見据えた撤去・集約化を踏まえて老朽化対策に努めます。新技術の導入と老朽化対策を着実に取り組むことにより費用の縮減も図り、メンテナンスの新次元を切り開いて参ります。
大田区の橋梁の現状
区では、158橋(令和2年3月末日時点・公園管理橋除く)を管理し、そのうち、建設後50年を経過する橋梁は全体の44%(69橋)を占め、30年後の令和32年には92%となります。適切な維持管理が行われる場合においても、設計上の目安としている橋の性能が期待できる供用期間は100年とされ、これに多くの橋が近づきつつある現状となっています。そこで、平成22年3月に「橋梁長寿命化修繕計画」を策定し、継続的に取り組んでおります。
写真1 笹丸橋(昭和2年供用開始)
図1 供用50年以上経過した橋梁の推移
図2 橋梁の健全性の割合
メンテナンスの新次元へ
これまでのメンテナンスでは、調査・点検、診断・評価、措置、記録のメンテナンスサイクルを実践し、供用期間中における維持補修費等の縮減を目指してきました。しかし、生産年齢人口の減少や社会保障費の増大に伴う財政の制約等、社会を取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。そこで、区では今後解決すべき技術的課題や、より予防保全に特化した修繕のあり方等を検討し、取り組んできました。
これからのメンテナンスは、劣化や損傷した箇所のみを修繕するのではなく、橋の存在によってもたらされる恩恵を守り、これを広げるためにメンテナンスを実践していることを伝え、区の未来を守るためのメンテナンスを実践します。
橋梁長寿命化修繕計画(令和4年度一部改定版)(PDF:3,999KB)
紙芝居『このはしわたるべからず~メンテナンス編~』
みなさんに橋のことを知ってもらいたいという想いから、橋のメンテナンスを題材とした紙芝居をつくりました。
こちらのファイルを厚紙に両面印刷していいただきますと、紙芝居の出来上がりです。
みなさん、ぜひご覧になってみてください。
『このはしわたるべからず~メンテナンス編~』(日本語版)(PDF:4,522KB)
『このはしわたるべからず~メンテナンス編~』(ポーランド語版)(PDF:3,603KB)
この紙芝居はお話の中に登場する”ヘルメットのマーク”や”地域の名前”を変えることにより、全国の自治体や団体へも展開可能となっております。
紙芝居のオリジナルデータが必要な方は、下記お問合せ先までご連絡ください。
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お問合せ
大田区大森西一丁目12番1号
電話:03-6436-8725
FAX :03-6436-8732