液状化の発生しやすい地域、地盤の特徴や条件

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更新日:2015年1月5日

 液状化の可能性が高い地域や地盤の特徴や条件をまとめています。
 液状化は一定の条件に該当する地域や地盤で主に発生しています。現在は宅地となっているが以前は河川敷であったとか、海辺や沼地を埋め立てて宅地となった地域で、主に地表面より下の層の含水率が高い砂層で発生しています。

液状化の発生しやすい地盤状況は?

 過去の被害状況から液状化が発生した地域は、

  • 臨海部で埋め立てが行われた地域
  • 過去、湿地や水田であったところを盛土造成された地域
  • 過去、河川の流路であった地域

 などが液状化の発生しやすい地域と重なっています。

液状化が問題となる地盤は?

 過去の液状化が発生した地盤は、

  • 粘着力が乏しい(砂層、緩いシルト層)
  • 標準貫入試験N値が低い(締まり具合が緩い)
  • 地下水が地表に近い(含水率が高い)

 これから、地下水位が高く緩い砂質地盤で発生しやすいことがわかります。

液状化はなぜ発生するのか?

 通常の状態であれば、液状化しやすい地盤であっても砂粒子が接触しあってバランスを保って建物を支えています。しかし、地震動による縦横の繰り返しの揺さぶりによって砂粒子間のバランスが崩れ地下水と共に砂が噴出したり、移動したりすることで発生します。
 これによって、地盤の沈下等による建物の傾きや上下水道管等の損傷へとつながっていきます。

通常時

液状化中

液状化後

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