今までの地震での液状化被害例
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更新日:2015年1月5日
液状化の発生は過去の地震に於いても報告されています。
ここでは、代表的な4つの地震の液状化被害を紹介します。
地震名 | 被害状況 | 主な特徴 |
---|---|---|
新潟地震 (1964年) |
・ 新潟県、山形県を中心に9県で発生 ・ 主に信濃川、阿賀野川及び両河川を結ぶ通船川沿いで発生 ・ 鉄筋コンクリート造の共同住宅等が基礎ごと倒れたり、傾いた ・ 港湾施設等の構造物の被害、埋設管の破損等 |
・ 液状化現象の研究が行われる契機となった ・ 液状化が発生した地域は過去、河川の流路であった |
日本海中部地震 (1983年) |
・ 秋田県から青森県の日本海沿岸で発生 ・ 水田地帯を盛土造成した宅地で発生 ・ 木造住宅等で基礎の破断、土台が基礎からはずれて建物が変形した ・ 道路の変形・蛇行、埋設管の破断・座屈 |
・ 液状化すると地盤の支持力がなくなるだけではなく、水平方向の移動も発生することが明らかになった |
兵庫県南部地震 (1995年) |
・ 大阪湾沿岸を中心に淡路島、四国の一部で発生 ・ 神戸市、芦屋市、西宮市の臨海埋立地域の液状化が激しくまた、大阪市の淀川下流沿いで発生 ・ 神戸港の港湾施設は壊滅的な被害 ・ 淀川沿いでは住宅の不同沈下で建物が変形した |
・ 埋め立て土として液状化に強いと考えられていた風化花崗岩の山砂であったが強い地震により液状化が発生した |
東北地方太平洋沖地震 (2011年) |
・ 岩手県から神奈川県までの1都12県で発生 ・ 主に埋立地等で発生 ・ 噴砂と地盤沈下により戸建住宅の傾き、ライフラインが建物の引き込み部で破損 ・ 液状化被害の規模は今までにないものであった |
・ 強い地震動の継続時間が長かったことや余震による影響により液状化が発生した |
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