災害時の食品衛生
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更新日:2024年11月13日
災害時は、食中毒が発生しやすい状況となることから、食事を提供する方、食事を食べる方は食中毒予防のための衛生管理に注意が必要です。
過去、避難所において、不適切な管理等により、おにぎりを原因とした黄色ブドウ球菌による食中毒が発生したことがありました。
災害時こそ、食中毒予防の基本を守ろう!
食中毒を予防するために重要なのは、食中毒予防の三原則 「つけない ふやさない やっつける」 です。
災害時の場合、具体的には以下の点に気を付けましょう。
避難所等で食事を提供する方へ
手をきれいにする
調理や提供する前は、できるだけ石けんなどでしっかり手洗いをしましょう。
水が十分に確保できないときは、ウエットティッシュやアルコール消毒液を使用しましょう。
体調不良の方は調理や配布をしない
- 発熱・下痢・腹痛・吐き気・おう吐等のある方
- 手に傷がある方
は、食品の調理や配布をしないようにしましょう。
できるだけ加熱する
提供する食事は、できるだけ加熱したものにし、生ものの提供は避けましょう。
加熱するときは、食品の中心部までしっかり加熱しましょう。
食品に直接触れない
おにぎりを握るときは、「使い捨て手袋」や「ラップ」などを使って、直接ごはんに触れないようにしましょう。
調理器具は使用後、よく洗浄・消毒する
包丁、まな板、ふきん等は使用後、よく洗浄し、消毒を行いましょう。
消毒方法:「熱湯をかける」、「煮沸する」、「薄めた塩素系漂白剤に漬ける」など
避難所等で出された食事を食べる方へ
手をきれいにする
食事をする前は、できるだけ石けんなどでしっかり手洗いをしましょう。
水が十分に確保できないときは、ウエットティッシュやアルコール消毒液を使用しましょう。
消費期限・賞味期限を確認する
【期限表示の意味】
- 消費期限: 安全に食べられる期限
- 賞味期限: おいしく食べられる期限
できるだけ早く食べる
食べ残したり、受け取ってから時間が経ち過ぎたら、思い切って捨てましょう。取り置きはやめましょう。
食器は洗浄する
水が使えない場合は、食器にラップなどを巻いてから使用し、使用後はラップを捨てましょう。
日頃から備えよう
食品や電池等、災害時に備えて用意するものは多数ありますが、食中毒予防のためにぜひ、以下の衛生用品等も用意しておきましょう。
水
1人あたりの備蓄すべき水の量
水は、災害時でライフラインが止まったときの必需品です。飲料用と調理用だけで一人当たり1日3リットルの水が必要と言われており、災害時は最低でも3日分(できれば1週間分)の飲料水を確保することが推奨されています。それ以外に生活用水分も用意できれば、さらに安心です。
薬品類、雑貨類
備えあれば安心
- (水が使える場合) ハンドソープ、ペーパータオル
- (水が使えない場合) ウェットティッシュ
- アルコール消毒液
- 次亜塩素酸ナトリウム溶液(塩素系漂白剤等)
- 使い捨て手袋
- 使い捨てマスク
- ラップ、ホイル
- ビニール袋、ごみ袋
参考
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食品衛生
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