家庭での食中毒予防

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更新日:2024年10月30日

 食中毒は、レストランやホテルなどの飲食店での食事を原因として報道されることが多いですが、毎日食べている家庭での食事でも発生しています。家庭での食中毒を防ぐのは、食材を選び、調理する皆さん自身です。食中毒を防ぐ3つの原則「つけない」「ふやさない」「やっつける」で食中毒を防ぎましょう。

1 食中毒菌を「つけない」

(1) 手を洗おう!

 食中毒菌が食べ物につかないように、調理中は次のタイミングで必ず正しく手を洗いましょう。

 正しい手洗いの手順についてはこちらのページでご紹介しています。

(2) 調理の順番は、汚染度の低いものから!

 生肉や生魚は食中毒菌に汚染されている可能性が高い食品です。生肉や生魚を調理した後に、加熱せずに食べるサラダや果物を扱うと、保管場所や調理器具、手を介して食中毒菌をサラダや果物につけてしまうかもしれません。加熱せずに食べる食品は最初に調理し、ラップをして冷蔵庫に保管しておくと良いでしょう。

(3) 防ごう二次汚染!

 生肉や生魚に付着していた食中毒菌が保管場所や調理器具、手を介して、調理済みの食品を汚染してしまい、食中毒の原因となることがあります。手や調理器具は常に清潔にし、食品を保管する冷蔵庫内は原材料と調理済み食品は区分して保管しましょう。

2 食中毒菌を「ふやさない」 

 食中毒菌の多くは高温多湿な環境で活発に増えます。特に10℃~60℃の温度帯は食中毒菌が増えやすい危険温度帯と言われています。

・食品は出来上がり後速やかに食べましょう。

・保管する場合も、粗熱がとれたらすぐに冷蔵庫(10℃以下)で保管し、早めに食べましょう。

3 食中毒菌を「やっつける」

(1) 中心までしっかり加熱!

 食中毒菌の多くは加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉料理は中心までよく加熱することが大切です!目安は中心部の温度が75℃1分以上加熱することです。

(2) 生で食べる野菜や果物は十分洗浄!

 野菜や果物などを栽培する畑や農園には、土壌やたい肥、野生動物などに由来するさまざまな微生物が存在し、食中毒菌が存在する可能性もあります。家庭でサラダや浅漬けを調理する際は、野菜を十分に洗浄し、目に見えない汚れや細菌をしっかり落とすことが重要です。

(3)調理器具類も消毒!

 まな板、包丁などの調理器具の他、ふきんやスポンジ、シンクにも食中毒菌は付着し、増えることができます。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具類は、洗剤で十分洗ってから、熱湯や塩素系の漂白剤などで消毒しましょう。

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