気候変動の適応策と緩和策
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更新日:2021年8月10日
気候変動(適応策)
気候変動による影響に対処し、被害の回避・低減のために備えること。
<適応策の例>
例1:「食」を守るための適応策 (農作物の対策)
気温の上昇によって、お米の白未熟粒、りんごの日焼け、トマトの裂果などの品質低下の影響が既に現れています。
お米であれば高温に強い品種に変えたり、りんごやトマトであれば日除けで強い日差しから守ることなどが農作物を守るための「適応策」です。
例2:「気象災害」から身を守るための適応策 (避難場所や避難経路の確認)
近年、過去の気象観測を上回るような短時間の豪雨が増加し、河川の氾濫や下水道の氾濫(内水氾濫)への備えをすることが重要となっていきています。
事前にハザードマップや避難場所を確認し、天気予報や防災アプリを活用することも気象災害から身を守る「適応策」といえます。
気候変動(緩和策)
温室効果ガスの排出を抑制することで、地球温暖化の進行を食い止めること。
<緩和策の例>
例1:「エネルギー」の使用を減らす(省エネ行動)
地球温暖化は、温室効果ガスの排出増加が原因といわれています。温室効果ガスの代表である二酸化炭素は、私たちが電気やガス、ガソリンなどのエネルギーを消費することで排出されます。
そのため、暮らしの中でのエネルギーの使い方を見直し、省エネ行動を実践することが地球温暖化の防止につながります。
例2:二酸化炭素の「吸収源」を増やす
地球温暖化を防ぐためには、省エネ行動を通じた大気中への二酸化炭素排出を減らすと同時に、大気中から二酸化炭素を取り除くことも重要となります。
樹木は、太陽からの光エネルギーを利用した光合成の働きによって、大気中の二酸化炭素を吸収しています。吸収した二酸化炭素から酸素と炭素を作り出し、酸素は放出、炭素は幹や枝などの形で蓄えられます。
例3:「再生可能エネルギー」を増やす
再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスといった自然界の中から繰り返し取り出すことのできるエネルギーのことをいいます。エネルギーを作り出す時に温室効果ガスを排出しないため、地球温暖化対策の有望なエネルギー源となります。
(参考)環境省ホームページ
(1)地球温暖化communicator 学ぼう!地球温暖化
http://ondankataisaku.env.go.jp/communicator/learning/
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