平成23年度予算
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更新日:2016年4月1日
平成23年度 予算(案)の編成にあたって
大田区の平成23年度予算については、区民の皆さまの暮らしに今何が求められているのかを、地域の中で多くの声を伺いながら、編成してまいりました。地域と行政が手を携え、魅力と活力にあふれ安全・安心に暮らせる地域社会の実現が図られるよう、区民生活に必要不可欠な行政サービスを、安定的に継続して供給していくという強い想いを「予算」という形にすることができました。
世界経済に目を転じますと、失業率が依然として高水準にあるなど、引き続き深刻な状況にあります。わが国の経済も、物価の下落が続くデフレの影響や雇用情勢の悪化懸念が残り、依然として厳しい状況にあるといえます。日々めまぐるしく変わる経済状況の中で、先の見通しに対する不透明感が区民生活に広がっていると感じています。
区財政は、少子高齢化等に伴う社会保障関係経費や、道路や住宅といった区民生活を支える都市(まち)の機能を維持更新する経費などの財政需要が増大する傾向にある一方、特別区税など基幹収入に大幅な改善が望めない、これまでにない厳しい状況にあります。
こうした社会経済状況を踏まえ、区は、財政の健全性を将来にわたって確保するため、中期的な財政見通しのもとですべての施策を見直し、徹底した経費の精査を行いました。
地域の主体性がこれまでにも増して重要となる時代、補助金の一括交付金化や、児童相談所が都から区に移管される方向で協議が進められようとしているなど、区を取り巻く状況にも変化があらわれています。区民生活に身近な施策は、地域の実情に応じて、地域の判断で実施すべきであると考えております。
昨年10月、羽田空港の再拡張・国際化が実現しました。世界と結ばれた大田区が、国際都市としてその着実な歩みを進めながら、行政と地域特性を活かした地域力との連携によって、区民の皆さま一人ひとりの日々の暮らしが豊かなものになったと実感していただけるよう、一層の取り組みを進めてまいります。
平成23年度の一般会計予算規模は、2,308億8千万円余で、厳しい財政状況下においても、前年度比41億2千万円余、1.8パーセントの増額予算としました。
この予算のスローガンを「区民の暮らしを支え、魅力と活力のあるまちづくりを進めます」と掲げ、区民の皆さまとともに力強く区政を進めてまいります。
平成23年2月
大田区長
詳細は下記のPDFを参照してください。
平成23年度予算(案)の概要
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