B型・C型肝炎ウイルス検査(39歳以下)

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更新日:2024年7月1日

ウイルス性肝炎とは

ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスの感染によっておこる肝臓の病気です。
ウイルス性肝炎の原因となる肝炎ウイルスには、A型・B型・C型・D型・E型などがあり、感染すると一般的に倦怠感、食欲不振、吐き気、黄疸などの症状が現れますが、まったく症状が出ないこともあります。
A型・E型肝炎はウイルスに汚染された水や食べ物から感染し、多くは一過性で治癒するため慢性化することはあまりありません。
一方、B型・C型肝炎は主に血液を介して感染し、治癒後もウイルスが完全に排出されず持続的に感染が継続した状態、いわゆる「キャリア」とよばれる状態になることがあります。この状態が長期間続くと、慢性肝炎や肝硬変、肝臓がんなどに移行する場合があります。

保健所肝炎ウイルス検査

検査の対象となる方

  1. 大田区に住民登録がある方
  2. 検査を受ける年度の末日現在15歳以上の方
    (令和6年度は、生年月日が平成22年4月1日以前の方が対象です)
  3. B型及びC型肝炎ウイルスに感染した可能性のある方

 
ただし、下記に該当する方は対象となりません。

  • 職場の制度や人間ドックなどで肝炎ウイルス検査を受ける機会のある方
    (そちらの検査が優先されます。) 
  • 過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがある方
    (新たに手術や輸血を受けたり、健康診断等で肝機能の異常を指摘されたにもかかわらず、その後検査を受けていないなどの場合を除き、基本的には再度検査を受ける必要はないとされています。)

40歳以上の区民で過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は、特定健康診査やがん検診を受診する際、希望により1回に限り肝炎ウイルス検診を受けることができます。

検査の内容

  • 問診
  • 採血によるB型及びC型肝炎ウイルス検査

肝炎ウイルスに感染しているかどうかを確認するためのスクリーニング検査です。
肝機能の検査は含まれません。

検査実施場所

区内検査実施医療機関

検査実施期間

令和6年4月1日から令和7年3月31日まで

検査費用

無料

検査の申し込みから受診までの流れ

  1. 感染症対策課へ検査を申し込んでください。
  2. 検査のご案内と「大田区保健所受診票」を送付します。
  3. 受診票に必要事項を記入し、区内検査実施医療機関で検査を受けてください。
  4. 検査の結果は、後日医療機関からご本人に説明します。
    (検査結果の証明書や診断書の発行は行いません。)
  • 医療機関によっては検査の日時を定めていたり、予約が必要となる場合があります。事前にお問い合わせください。
  • 検査の結果、追加の検査や診察が必要となった場合、その費用は自己負担となります。健康保険証をご持参になることをお勧めします。

陽性(感染の疑いがある)といわれたら

まず精密検査を受けましょう

検査で陽性又は肝炎ウイルスに感染している可能性があると診断されたら、なるべく早く精密検査を受け肝機能の状態を確認することが大切です。
その後も医師の指示に従って定期的に検査を受け、肝機能の状態の変化を把握することで重症化のリスクを減らすことができます。

  • 東京都では、肝炎重症化予防のための施策として、初回精密検査の費用助成や住民税非課税世帯の方の定期検査費用助成を行っています。

ウイルス性肝炎と診断されたら

肝機能の状態から治療が必要と診断された場合、東京都のウイルス性肝炎医療費費用助成を受けられる場合があります。治療方針が決まったら申請の方法についてご確認ください。

お問い合わせ

感染症対策課

電話:03-4446-2643
FAX :03-5744-1524
メールによるお問い合わせ
このメールはお問い合わせ専用です。メールによる検査の申込みはできません。
検査をご希望される方は、電話によりお申込みください。