おおた区報WEB版 令和8年10月15日号〔トップページ・特集〕
更新日:2026年10月15日
特集
宇野千代と馬込文士村
馬込文士村にゆかりの深い作家・宇野千代が全国的に注目されている今、区の文化・歴史の魅力を再発見します。

株式会社宇野千代提供
宇野千代がモデルの連続テレビ小説「ブラッサム」(NHK)
実は、馬込文士村の誕生に宇野千代が関係していた!
夫・尾﨑士郎との新婚生活を馬込で送り、社交的な尾﨑のもとに文士たちが集まる
大正11(1922)年に作家・尾﨑士郎と出会い一目惚れ。翌年2人で馬込に居を構え、大正13(1924)年に結婚。尾﨑士郎が多くの作家仲間を馬込に呼び寄せたことが、馬込文士村誕生のきっかけの一つだと言われています。大森駅前にある天祖神社脇に上る階段のレリーフには、2人が暮らす家は文士でにぎわい、「馬込放送局」と呼ばれていたと書かれています。

宇野千代と住んだ家の前を歩く尾﨑士郎
郷土博物館所蔵
宇野千代・尾﨑士郎夫婦と関係の深かった文士たち(一例)
川端康成
萩原朔太郎
三好達治
室生犀星
廣津和郎
馬込文士村でモダンガールが流行ったのは宇野千代がきっかけだった!
大正末期から昭和初期(1920から30年代)にかけて都市部で流行していた「モダンガール」を馬込村でいち早く取り入れたのは宇野千代だったと言われています。大森駅前にある天祖神社脇に上る階段のレリーフには、文士村の女性たちが相次いで断髪、モダンガールは馬込村の人々を驚かせたと書かれています。
「モダンガールの間で流行したボブヘアに日本で最初にしたのは私だと思っていた」と書かれた宇野千代自筆の原稿も残っています。
(郷土博物館で11月29日まで展示中)

宇野千代自筆原稿「私は断髪の第一号か」
郷土博物館所蔵
宇野千代ってどんな人?

株式会社宇野千代提供
小説家
24歳の時に「脂粉の顔」が懸賞小説で1等になりデビュー。『おはん』はドラマ化・映画化され、『生きて行く私』は100万部を超すベストセラーに。

宇野千代著『おはん』昭和32年 中央公論社
郷土博物館所蔵
着物デザイナー
52歳の時に「宇野千代きもの研究所」を設立。着物のデザインには、彼女が好みとした桜をモチーフにしたものが多い。
編集者
39歳の時に日本初の女性ファッション誌『スタイル』を創刊。女性ファッション誌の先駆けとして爆発的な人気を集めた。

宇野千代編集『スタイル』第6巻第3号 昭和16年
郷土博物館所蔵
宇野千代関連のイベント・スポット
連続テレビ小説「ブラッサム」トークイベント(NHK首都圏局共催)
「ブラッサム」出演者高良健吾氏、木竜麻生氏が登壇します。終了後、馬込文士村ガイドの会によるまち歩きイベントを行います。スマイル大森をスタートし、宇野千代・尾﨑士郎の解説板や郷土博物館などを含む散策コースを案内します。また、会場では馬込文士村に関するパネルを展示します。
日時 11月28日(土曜日)(1)トークイベント:午後2時から3時(2)まち歩きイベント:午後3時30分から4時30分
会場 スマイル大森
定員 抽選で(1)380名(2)30名程度
申込方法 電子申請。(1)11月6日(2)11月13日締め切り
特集展示「没後30年 宇野千代の華麗なる世界」 学芸員講座・見どころ解説
馬込文士村の成立や笑いに満ちたと言われている馬込での生活の一端を講座で紹介し、特集展示「没後30年 宇野千代の華麗なる世界」の見どころを解説します。
日時 10月24日、11月21日(土曜日)午後1時30分から3時30分
定員 先着各15名
申込方法 問合先へ電話
会場・問合先 郷土博物館 電話:03-3777-1070 FAX:03-3777-1283

馬込時代の尾﨑士郎
郷土博物館所蔵

藤村千代著『脂粉の顔』大正12年 改造社
郷土博物館所蔵
馬込文士村周辺のまち歩きがもっと楽しくなる!
馬込文士村ガイドアプリ「まごめぐり」
スマートフォンでのルート案内に加え、音声ガイド、AR技術を活用した体験型コンテンツや謎解きなど、馬込文士村の魅力を満喫できる機能が盛りだくさん。ノベルティーもあります。「まごめぐり」で馬込文士村のまち歩きを楽しみませんか。

謎解き

AR体験
文士村サインがリニューアル!
馬込のまちを巡って文士村博士をめざしませんか。愛着のあるイラストはそのままに、情報とデザインをリニューアル。また、「まごめぐり」と連動して音声ガイドなどのコンテンツが楽しめます。

周辺マップ

文士たちの解説板
問合先 都市計画課計画調整担当 電話:03-5744-1333 FAX:03-5744-1530
おおたの文化・歴史に注目が集まる今 OMAISEN PROJECT進行中!
「OMAISEN」は、大森(O)、馬込(MA)、池上(I)、洗足池(SEN)の頭文字を組み合わせた言葉です。大森・馬池洗エリアを中心に、文化資源の掘り起こしや、まちの歴史や魅力を再発見できるイベントなどを実施しています。
未来をつくるおおたアクション!
令和8(2026)年から9(2027)年は区の文化・歴史に注目が集まります!
大森駅開業150年や大森貝塚発見150年、区制80周年などをはじめ、現在放送中の連続テレビ小説「ブラッサム」(NHK)は、馬込文士村とゆかりの深い宇野千代が主人公のモデルとなっています。また令和9年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」(NHK)では主人公である小栗上野介忠順のライバルとして勝海舟が登場します。区の文化や歴史に注目が集まるこの機会に、区では文化・歴史資源の価値を見つめ直し、地域の魅力とにぎわいを高めるべく「OMAISEN PROJECT(オマイセンプロジェクト)」を推進しています。皆さんも一緒に、身近な場所のまだ知らない文化・歴史的な魅力を見つけてみませんか?
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
メールによるお問い合わせ(広聴広報課広報担当)





激動の大正・昭和を駆け抜けた作家・宇野千代さんをモデルとした葉野珠の物語。苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、常に前に進むことで人々の背中を押し続けた生涯を描きます。