おおた区報WEB版　令和5年11月1日号〔トップページ・特集〕

　市街化が進む都市部では、農地の減少が続いており、現状で農地が存在するのは23区では大田区を含め11区しかありません。区内には10数軒ほどの農家があり、頑張って生産を続けています。農地は作物の栽培だけではなく、火災の延焼防止、都市環境を維持するための環境保全機能など、さまざまな役割もあります。今号は伝統ある産業の一つ、農業について特集します。

大田区は、SDGs未来都市、自治体SDGsモデル事業にふさわしい、持続可能な取り組みを行っています。

長久保博一(ながくぼひろかず)さん

　区内の農場で息子と協力しながら農業を続けています。主に夏にはトマト、ナス、キュウリ、枝豆、冬には大根、里芋など20種類以上を育てています。京急蒲田駅にある観光情報センターや区内JAの店舗で購入することができるので、召し上がってみてください。特に、新鮮な朝採れ野菜はみずみずしく、お客さんにとても喜ばれています。昔から野菜を楽しみにしてくれる地域の方もいらっしゃるので、味にはこだわっていますね。「おいしい！」という声が聞こえてくると、とても励みにもなります。
　今は11月26日に開催される「野菜と花の品評会」に向けて、栽培をしています。区内では農家を続ける方が減少傾向にありますが、これからも農業を続けて、おいしい野菜を育てていきたいです。

JA東京中央ハウジング馬込店　小林航(こばやしわたる)さん

　区内で生産された採れたて野菜を販売しています。採れたてが故に品ぞろえは日によって異なりますが、野菜との巡り合わせを楽しむ方も。これからの時期は、里芋や小松菜などが並ぶ日もあります。ぜひお立ち寄りください。

　区には、約2.48ヘクタールの農地があり、ジャガイモ、大根、ナス、シクラメンなど年間を通してさまざまな作物が生産されています。

　販売状況については、各店舗にお問い合わせください。天候や生育の状況により休止の場合があります。
（注釈）売り切れ次第終了します

ハウジング馬込店（大田区南馬込5-39-3）
販売日時　火曜日から土曜日、午前9時から午後4時
問合先　電話：03-3777-5181

田園調布支店（大田区田園調布本町7-4）
販売日時　月曜日から金曜日、午前9時から午後4時
問合先　電話：03-3721-6181

矢口支店（大田区矢口3-6-8）
販売日時　月曜日・木曜日、午前10時から午後3時
問合先　電話：03-3759-8501

販売日時　火曜日・木曜日、午前10時ごろから午後9時
問合先　電話：03-6424-7288

　区内農家の方が育てた野菜や花の品評や展示・即売、友好都市（長野県東御市(とうみし)、秋田県美郷町(みさとちょう)）の特産物などを販売します。

日時　11月26日（日曜日）午前10時から午後4時
会場　大田文化の森

野菜と花の品評会・JA東京中央農業感謝まつりについての詳細はこちら

産業振興課産業振興担当　電話：03-5744-1373　FAX：03-6424-8233