おおた区報WEB版 令和4年7月21日号〔トップページ・特集〕

更新日:2022年7月21日

特集

魅惑のアイテム、大田区に大集合
勾玉(まがたま) MAGATAMA

魅惑のアイテム、大田区に大集合 勾玉 MAGATAMAについての画像 勾玉(まがたま)は大田区内の遺跡からも出土しており、その独特な形から多くの人々を魅了しています。勾玉(まがたま)の歴史は古く、今から約7,000年前の縄文時代に誕生しました。いまだ数々の謎が残る勾玉(まがたま)から、古代のロマンを感じてみませんか。

質問 勾玉(まがたま)ってなに?

質問 勾玉ってなに?についての画像回答
簡単に言うと、曲がった玉のことです。『古事記』などに登場する言葉で、三種の神器(鏡・剣・玉)の一つとして、重視されてきました。

質問 どうやって使われていたの?

質問 どうやって使われていたの?についての画像回答
先端にはひもを通すための(あな)があけられており、アクセサリーのほか、(まじな)いの道具や権力を示すアイテムとしての役割も考えられます。時代や地域、石材に応じて使い分けられていたようです。

質問 大田区で勾玉(まがたま)が出土したのはどんなところ?

回答
貴重なヒスイ製勾玉(まがたま)が4点出土した宝萊山(ほうらいさん)古墳は、全長が約100メートルあり、都内有数の規模を誇る古墳で、地域を治めた首長が埋葬(まいそう)されていました。4点の勾玉(まがたま)は首長が身に着けていたものかもしれません。

質問 大田区で勾玉が出土したのはどんなところ?についての画像1についての画像

質問 大田区で勾玉が出土したのはどんなところ?についての画像2 多摩川台公園内には、ほかにも多摩川台2号墳で滑石(かっせき)勾玉(まがたま)1点、多摩川台5号墳で瑪瑙(めのう)勾玉(まがたま)が4点出土しています。

勾玉(まがたま)展 宝萊山(ほうらいさん)古墳、東京都史跡指定70周年

日時 8月2日(火曜日)から10月16日(日曜日)
午前9時から午後5時(月曜日休館。9月19日、10月10日は開館)
観覧料 大人200円 子ども100円

 宝萊山(ほうらいさん)古墳の東京都史跡指定70周年を記念し、勾玉(まがたま)に焦点を当てた特別展を郷土博物館で行います。特別展では、区内で出土した勾玉(まがたま)のルーツに迫るため、全国から勾玉(まがたま)を約1,500点集めました。縄文時代の最古級の勾玉(まがたま)から、弥生・古墳時代の勾玉(まがたま)など、テーマに沿って勾玉(まがたま)の歴史をひも解きます。研究史上重要な勾玉(まがたま)や、本邦初公開となる勾玉(まがたま)も展示します。

オリジナルの勾玉(まがたま)カード全12種類の中から、1人1枚プレゼント!なくなり次第、終了します。(各種200枚)

縄文時代の勾玉(まがたま)
(青森県上尾駮(かみおぶち)(1)遺跡出土)

縄文時代の勾玉(青森県上尾駮(1)遺跡出土)についての画像 この時代はまだ勾玉(まがたま)の形が完成されておらず、個性豊かな勾玉(まがたま)がみられます。

青森県埋蔵文化財調査センター所蔵

弥生時代のガラス製勾玉(まがたま)
(京都府左坂(ささか)G支群24-1号墓出土)

弥生時代のガラス製勾玉(京都府左坂G支群24-1号墓出土)についての画像 当時は日本列島にガラスを作る技術はなく、海外から輸入した小玉を加工していました。

京丹後(きょうたんご)市教育委員会所蔵

古墳時代の子持勾玉(まがたま)
(兵庫県馬場17号墳出土)

古墳時代の子持勾玉(兵庫県馬場17号墳出土)についての画像 表面に複数の小さな突起状の勾玉(まがたま)が付いた勾玉(まがたま)。用途は諸説あり、謎に包まれています。

朝来(あさご)市教育委員会所蔵

会場:郷土博物館

所在地 大田区南馬込5-11-13

会場:郷土博物館についての画像

バス停「万福寺前」下車徒歩2分
都営地下鉄浅草線「西馬込駅」から徒歩7分

会場:郷土博物館についての二次元コード会場:郷土博物館についての詳細はこちら

問合先

郷土博物館 電話:03-3777-1070 FAX:03-3777-1283

お問い合わせ

 広聴広報課 
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