おおた区報WEB版 令和3年11月11日号〔トップページ・特集〕
更新日:2021年11月11日
特集
ユニバーサルデザインから生まれるつながり
大田区には高齢者、障がい者、外国人などのさまざまな人が暮らしています。区はユニバーサルデザインの考え方を通じて、「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超えて、地域のさまざまな人と人が世代や分野を超えてつながることで、一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく地域共生社会を目指しています。
ユニバーサルデザイン(UD)とは
障がいの有無、年齢、性別、国籍などにかかわらず、さまざまな方が利用しやすいよう、あらかじめ都市や生活環境をデザインすることです。区の「やさしさ」「やくそく」「まち・くらし」「しくみ」をキーワードとした、ユニバーサルデザインのまちづくりについて皆さんも考え、行動しませんか。
やさしさ
一人ひとりが持っている気づきの心や思いやりなど、皆さんがユニバーサルデザインの考え方で行動するための基本となる「人の気持ち・意識」のこと
例えば
困っている方に声をかけて助ける思いやり
やくそく
ユニバーサルデザインの考え方に基づいたまちや施設の使い方やルール、人の行動のこと
例えば
まちの中にある施設や設備などの意味、使い方を理解する
まち・くらし
道路や施設、情報・サインなどの人を取り巻く環境のこと
例えば
標識などを誰でも見やすく、分かりやすくする
しくみ
「まち・くらし」の中で、「やくそく」を認識し、「やさしさ」を広げ、具体的に行動するための方法や、協働により取り組むための組織や制度のこと
例えば
区民が参加、参画して意見を伝えられる場をつくる
お互いを理解してマナーを守ることが心のバリアフリー
粟田修平 さん
私は、障がいがあり車いすで生活をしています。外出時に困っている際、声をかけてもらうなどフォローをされるとうれしいです。だれでもトイレや車いすマークのついた駐車場などは、使い方を理解してルール・マナーを守ること、必要としている方に譲る気持ちを持つことは、障がいのある方を助けることにつながると考えています。
ユニバーサルスポーツ
さまざまな人たちが一緒に体験・交流することで、お互いの立場の理解促進につながる「ユニバーサルスポーツ」を紹介します。
スポーツウエルネス吹矢
5メートルから10メートル離れた的に向かって矢を放ち、その得点を競う。体力に自信がなくても年齢問わず誰もが楽しめる。
ボッチャ
赤・青の2チームに分かれて、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、どれだけ自チームのボールを近づけられるかを競う。どんな人でも楽しめる簡単さと奥深さが魅力。
UD合同点検
私が感じること、あなたが感じること共有して、より良いまちへ
さまざまな立場の区民の方による、区の施設や道路・公園の点検活動です。点検後は意見交換を行い、それぞれの立場から感じた意見を共有しています。ここでの意見は、誰もが社会参加できるまちづくりを実現するための改善に役立てられています。
お問い合わせ
広聴広報課
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FAX :03-5744-1503
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