おおた区報WEB版 令和3年2月21日号〔トップページ・特集〕
更新日:2021年2月21日
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特集
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やってみよう
“やさしさ”から生まれるコミュニケーション
UD
みんなが助け合う「共生社会」。誰もが生きがいや役割を見いだして生活できる社会の実現には、互いの立場を尊重し合い、手を差し伸べ合うユニバーサルデザインの考え方が大切です。
私が感じること、あなたが感じることーそれはきっとさまざまですが、誰かの“やさしさ”を感じたときには心がほっと温まるはず。
あなたも今日からユニバーサルデザインの考え方を始めてみませんか?日頃の生活ですぐ実践できる“やさしさ”ポイントを紹介します。
耳が聞こえない方、聞こえにくい方
やさしさポイント!
正面から話しかけるなど自分の表情が相手に見える位置で、筆談やスマートフォンなど目で分かるコミュニケーションを意識しましょう。
目が見えない方、見えにくい方
やさしさポイント!
「そこ」「あっち」などの指示語は使わず、「右」「左」など具体的な方向や距離を伝えましょう。
高齢の方
やさしさポイント!
目線を合わせて、聞き取りやすい声で話すなど、それぞれの状況に応じた配慮を。相手の話は
外国の方
やさしさポイント!
まず笑顔であいさつし、やさしい日本語でコミュニケーションを取りましょう。
精神障がいの方
やさしさポイント!
緊張や不安を感じやすい方もいるので、やさしい言葉
知的障がいの方
やさしさポイント!
分かりやすい言葉や、図・写真などを使ったコミュニケーションを心がけましょう。
困っているときにあなたの“やさしさ”からかけられる一言、それだけで救われる気持ちになれます
大田区聴覚障害者協会会長 竹村 輝子 さん
道を聞かれたとき「耳が聞こえません」という動作をすると、相手は「じゃあいいです」と行ってしまいました。筆談をしてくれたら教えられるのに…と寂しくなります。大田区は手話言語条例※が制定されましたね。これは手話が言語として認められたことを意味します。大田区が手話でのあいさつが飛び交うまちになり、皆さんには手話だけでなく書く方法もあることを知ってほしいです。以前、電車で車内放送が聞こえず、みんなが降りていく様子をただ見ていた私に、ある女性がメモで「今、振替輸送しています」という情報をくれました。このやさしさは今でも忘れられません。こうした“やさしさ”から生まれるコミュニケーションが大田区に広まることを願います。
(注釈)大田区手話言語及び障害者の意思疎通に関する条例(令和2年9月30日施行)
多くの方にご覧いただいています!
大田区を舞台にした手話のドラマ「明日へ。」
主人公・琴乃と聴覚障がいのある幼なじみの奈緒が大田区内を巡る。言葉が全部伝わらなくても感じる“思い”や“やさしさ”に気付くきっかけになる物語。
多くの方にご覧いただいています!大田区を舞台にした手話のドラマ「明日へ。」についての詳細はこちら
問合先 さぽーとぴあ 電話:03-5728-9134 FAX:03-5728-9136
もっと詳しく!もっと分かる!おおたUD ライフvol. 3
困っている聴覚障がいの方を手話を使って手助けする例や、さまざまな障がい特性に寄り添ったコミュニケーションを紹介。
配布先
福祉管理課、特別出張所、文化センターほか
UD パートナー募集中!
区の施設・道路・公園などの現地調査やユニバーサルデザインのまちづくりの普及・啓発を行うボランティアを募集します。「この段差が危険」「ここに手すりがあるといいね」など、ユニバーサルデザインの視点から、まちをチェックしていただきます。ぜひ、皆さんの意見を聞かせてください。
対象 区内在住で平日の日中に活動できる18歳以上の方
任期 令和5年3月まで
選考方法 作文と面接
申込方法 申込書(問合先で配布。区ホームページからも出力可)と申込書裏面の作文を問合先へ郵送か持参。3月8日必着
問合先 福祉管理課調整担当(〒144-8621大田区役所) 電話:03-5744-1721 FAX:03-5744-1520
参加者の声
点検に参加していると、立場や障がいによってバリアとなるものや程度が異なることに気付かされます。こうした気付きや意見が施設の設計などに反映され、区民の皆さんが便利に活用されている様子を見るとうれしいです。
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
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