おおた区報WEB版 令和元年10月11日号〔トップページ・特集〕
更新日:2019年10月11日
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特集
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ヘルプカードから始まる 自分たちでつくる 住みやすいまち
暮らしの中の課題を解決しようと取り組む大田区自立支援協議会の皆さん。その活動から「ヘルプカード」が生まれ、障がいのある方と地域の方がつながるきっかけとなっています。
大田区自立支援協議会の皆さんにお話を伺いました。
●粟田修平(あわだしゅうへい)さん
災害が起きても「死にたくない」という思いが、協議会の活動を続ける動機です。ヘルプカードを作ることは、自分の障がいや必要な助けをどう相手に伝えたらいいのかを改めて考えるきっかけに。また、地域の防災訓練に参加して初めて町会の方とも知り合えて、地域に信頼できる人が増えました。
●志村陽子(しむらようこ)さん
障がいのある息子が外出中に何かあったら、と不安に思ったことから、地域の方に自分たちのことをもっと知ってもらう必要性を考えるようになりました。その思いがヘルプカードには、込められています。障がいのある方・支援する側それぞれの目線での意見をくみ取りながらリニューアルを重ねています。
●宇田尻浩司(うたしりひろし)さん
私を含む視覚障がい者は情報難民ともいわれており、いざという時一人では動けないことも多くあります。だからこそ、もっと地域の皆さんにヘルプカードのことを知ってもらいたいです。そして自分たちのことも知ってもらって、そこから地域のゆるやかなネットワークづくりに発展すればと思っています。
知ってますか?ヘルプカード
障がいのある方が、災害時や日常の外出先で困ったときにサポートを伝えやすくするため
カードです。
●どんな障がいがあってどんなサポートが必要か
●かかりつけ医や服薬中の薬、発作への対応の仕方などが記載されています。
ヘルプカードを持っている方が「電車の中で急に倒れてしまった」など、そんな時は声を掛けて、ヘルプカードの中に書かれた内容のサポートをお願いします。問合先、区役所本庁舎、特別出張所などでお渡ししています。
◎詳細はコチラ
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/fukushi/shougai/kaigi/kyogikai/oshirase/helpcard.html
大田区自立支援協議会とは…
障がいのある方が地域の中で自分らしく暮らせるよう、地域の課題や支援の体制について話し合いながら、さまざまな分野で活動しています。
今回お話を伺った3名は、防災や暮らしをテーマとした取り組みをされています。ヘルプカードをきっかけに、地域の防災訓練に協議会が参加するようになり、地域とのつながりも生まれたそうです。
さぽーとぴあでは障がいのある方の生活をサポートしています
「利用できる福祉サービスを知りたい」「不安な気持ちを聞いてほしい」などのさまざまな相談をお受けし、地域で暮らしていくためのお手伝いをしています。
問合先=さぽーとぴあ TEL03-5728-9433 FAX03-5728-9437
《新たな事業も始まりました》重症心身障がい児(者)の方の短期入所
医療的ケアを含む重症心身障がい児(者)などを対象とした短期入所施設です。医師が日中常勤しています。
学齢期の発達障がい児に特化した支援
6~18歳を対象に、医師による診察や検査などを行います。また、必要に応じ、障がいの特性を考慮した専門的療育も実施します。
新井宿地区 福祉と文化と医療のまち スペシャルデー
日時=11月3日(祝)午前9時50分~午後3時
会場=新井宿福祉園、さぽーとぴあ、大田文化の森(開会式のみ)
●スタンプラリー(景品有り)
●新井宿さぽーとぴあ亭(落語ほか)
●パラリンピアンによる講演&体験会「どうせ、生きるなら~プラス思考のススメ~」
講師:廣道 純(ひろみち じゅん)(プロ車いすアスリート)
●フリーマーケット(出店団体募集終了)、模擬店
詳細は当日会場で配布するチラシか区HPをご覧ください。
問合先=さぽーとぴあ TEL03-5728-9434 FAX03-5728-9438
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
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