おおた区報WEB版 平成28年7月11日号〔トップページ・特集〕
更新日:2016年7月11日
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特集
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あなたの家の耐震化で多くの命が守れます
首都直下地震はいつ起こってもおかしくないといわれています。大地震で建物が倒壊してしまうと、ご自身や家族に命の危険が及ぶだけでなく、消火・救急救命活動を行う車両の通行を妨げてしまう場合もあります。
区では、建物の耐震化に関するさまざまな支援を行い、安全なまちづくりを進めています。
まずは耐震診断を!
昭和56年5月以前に建築された建物を対象にさまざまな助成制度を設けています。
区役所にご相談ください
木造住宅の場合、区の助成を利用すると、自己負担額3万円程度で耐震診断が受けられます。耐震診断の結果、安全性が低いと診断された場合は、一定の条件を満たす方に対して、区が設計や工事費用の一部を助成します。
木造住宅の耐震診断費用
延床面積 | 自己負担額 |
---|---|
80m2未満 | 2.5万円 |
80から160m2未満 | 3万円 |
160m2以上 | 3.5万円 |
(注意)区の助成金申請には条件があります。詳細はお問い合わせください。
耐震改修にかかる費用の目安
設計:総額 30万円 助成額 15万円(上限額) 自己負担額 15万円
工事:総額 330万円 助成額 150万円(上限額) 自己負担額 180万円
(注意)総額は平成26年度区の助成を受けた平均額
木造住宅以外の建物にも助成制度を設けていますので、ご相談ください
助成を受けて自宅を耐震化「安心して住み続けられます」
山田さんご夫妻
我が家は築40 年(昭和51 年築)の木造の家です。強風のときに家がギシギシきしむのが気になり、大きな地震に耐えられるのか不安でした。
結婚して50 年余が経ち、体調をくずしがちでマンションへの住み替えも検討しました。しかし、妻は庭の草花の手入れが趣味なので、思い入れがあるこの家を修繕して住み続けることにしました。その決断を後押ししてくれたのが、区の助成制度です。まとまったお金を助成していただけることで耐震化に踏み出すことができました。
住みながらの工事で音やほこりなどは出ましたが、建築士の方や大工さんがよくやってくれました。室内の壁に筋交いを入れて、大きな金物で補強する様子を自分の目で確かめられたことで安心感を得られましたし、区の方が工事途中や工事完了時に立ち会ってくれたことも大きな安心材料となりました。
工事後は、強風の時のきしみがなくなり、また地震に対しても以前のような不安は解消されました。耐震補強工事と一緒に床改修や雨戸周りのリフォームができたのもうれしかったです。区に相談して本当に良かったと思います。
住宅の耐震改修が難しい方へ 耐震シェルターの助成制度をご利用ください
耐震シェルターは既存の住宅内に設置する装置で、地震で住宅が倒壊しても寝室や睡眠スペースを守ってくれます。65 歳以上の方、障がいのある方を対象に助成しています。
詳細はお問い合わせください。
助成金額
対象住宅に居住する方の世帯全体の課税所得の年間合計額により異なります
課税所得 | 助成限度額 | 助成割合 |
---|---|---|
合計額が200万円未満の世帯 | 50万円 | 設置に要した費用の9/10 |
合計額が200万円以上の世帯 | 30万円 | 設置に要した費用の1/2 |
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
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