おおた区報WEB版 平成28年7月1日号〔トップページ・特集〕
更新日:2016年7月1日
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つながり はばたけ「新空港線(蒲蒲線)」
新空港線の整備によって広がる鉄道ネットワーク
つながり はばたけ「新空港線(蒲蒲線)」<新空港線標語コンクール最優秀賞作品>
JR・東急線の蒲田駅と京急蒲田駅の間には約800m、徒歩で10分程度の距離があります。「新空港線(蒲蒲線)」は、この区間を結ぶ新たな鉄道路線です。完成すると区内外への通勤・通学、レジャーなどの足として大きな効果が期待されます。
4月に国の「交通政策審議会」が公表した答申の中で、「新空港線(蒲蒲線)」は高い評価を得ました。これを受け、区は整備実現に向けて関係機関との合意形成に取り組んでいきます。区民の皆さんのご理解・ご協力をよろしくお願いします。
区のホームページ内「シティニュースおおたバックナンバー」のページで「新空港線(蒲蒲線)整備に向けて」(平成28年6月前半号)がご覧になれます。
合意形成を進めるべき路線になりました
4月20日、有識者で構成される「交通政策審議会」がとりまとめた答申を、国土交通大臣が受理しました。この答申は15年に1度、東京圏の都市鉄道整備の指針として公表される重要なものです。
今回の答申の中で、新空港線は「矢口渡から京急蒲田までの事業計画の検討は進んでおり、事業化に向けて関係地方公共団体・鉄道事業者等において、費用負担のあり方等について合意形成を進めるべき」と記載されました。答申に記載されている24事業のうち、都内の事業で「~すべき」と記載されたものは、昨年東京都が抽出した「整備について優先的に検討すべき路線」の5路線と新空港線のみです。
現在の整備案では、東急多摩川線の矢口渡駅と蒲田駅の間で線路を地下化し、京急蒲田駅の地下に駅を作り、複線で延伸する想定です。
新空港線整備計画の概要
整備主体 | 鉄道・運輸機構か第3セクター |
運行主体 | 鉄道事業者 |
概算事業費 | 1,080億円 (物価上昇などによる上昇の可能性有り。平成28年度再調査) |
費用便益比(便益/費用) ※事業が社会に貢献する程度を分析する手法。1.0 以上は社会的に意義のある事業とされる |
1.65>1.0(開業後30年間の便益など) |
この事業は、「都市鉄道等利便増進法」という法律に基づき進めます。この法制度は、既存の鉄道施設を有効活用し、整備主体と運行主体を分離する方法が採用されています。
新空港線の整備で期待される効果
区内外の移動が便利に!
鉄道を利用した区内の東西方向の交通の利便性が向上します。
おおたのまちづくりを推進
鉄道整備とあわせて、沿線のまちづくりを推進します。
地域活性化に貢献
大田区における経済波及効果は約1,400億円と試算されます。
※関西大学名誉教授宮本勝浩による算出。建設投資と消費支出の各経済波及効果を足した初年度の額
広がる広域ネットワーク
東急東横線、東京メトロ副都心線などとの相互乗り入れが期待されます。
今までも、そしてこれからも。早期実現に向けて取り組みを進めます
区では、昭和62(1987)年から、調査や勉強会などを通じて、計画、事業内容、費用などの検討を重ね、区民の皆さんとともに取り組みを進めてきました。
また、近年では、より多くの皆さんに知っていただくため、区内行事での広報活動や標語・絵画コンクールを行いました。
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