令和6年10月25日「大田区長記者会見」

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更新日:2024年10月29日

画像:記者会見当日の様子記者会見当日の様子

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会見内容

区長あいさつ

 大田区長の鈴木晶雅です。本日はお忙しいところ、令和6年10月定例記者会見に多数の報道機関の皆様にお越しいただきまして誠にありがとうございます。私からは区の最新の取組や情報を皆様にご報告させていただきます。
 9月13日から始まった令和6年第3回大田区議会定例会において、一般会計第2次補正予算や条例案などを可決いただき、10月11日に閉会いたしました。
今定例会では、5歳児健康診査などの子育て環境の充実に資する予算やデジタル技術を活用した区民サービスの向上に資する予算などの補正予算を編成いたしました。
 本日は、ただ今申し上げました補正予算を含め、最新の取組について、これから順次、ご説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 本日の記者会見項目は、笑顔あふれる大田区を築く、「スマイル」、「スピード」、「セーフティ」、「SDGs」、「スポーツ&カルチャー&ネイチャー」5つの S の各項目からご説明させていただきます。

出産・子育て、教育の充実

5歳児健康診査(モデル事業)

 出産・子育て、教育の充実として、5歳児健康診査についてご説明いたします。
 昨年12月に、国が5歳児健康診査に関する新たな補助事業を創設し、こどもの発達の特性を早期に把握し、健康の保持・増進を図ることを目的に、地域の実情に応じた実施が求められました。
 区では、これを受け、出生後から就学前まで切れ目のない健康診査の実施体制を早期に整備するため、区内3医師会とともに、区の状況に適した5歳児健康診査の在り方を検討してきました。
 対象となる5歳児の多くは、保育園又は幼稚園に就園していることから、園の定期健康診断において、医師が発達の状況を診察する「園医方式」を基本としていきます。一方、保育園などに就園していない幼児については、区で集団健康診査を実施いたします。
 また、保育園または集団健診において発達障害の可能性がある幼児については、発達相談会において小児神経科医による診察の機会を設けます。
 令和6年度は、モデル事業として、保育園6園と未就園児を対象に実施します。今後、課題を整理しながら規模を拡大し、早ければ令和8年度に本格実施したいと考えております。

こどもと家庭の相談窓口機能(こども家庭センター)の設置 

 こどもと家庭の相談窓口機能(こども家庭センター)の設置についてです。
 令和6年4月施行の児童福祉法において、子育て世帯への切れ目ない包括的な相談支援体制をより強化するため、母子保健と児童福祉の両機能が一体的に相談支援を行う機能を有する「こども家庭センター」の設置に努めることとなりました。
 区では10月1日から、この機能を有するこどもと家庭の相談窓口を各地域庁舎に設置し、区民の身近な場所で妊娠・出産・子育て期を切れ目なくサポートするための相談や情報提供を行っていきます。 
また、予防的支援の観点を軸に相談支援を充実させて、虐待の未然予防強化にも取り組んでいきます。加えて児童福祉と母子保健だけでなく、地域福祉や生活福祉の各部門とも相互連携を深め、包括的な支援が実施しやすい体制を整えていきます。
 この取組を通じて、全ての妊産婦・子育て世帯・こどもへの切れ目ない包括的な相談支援等を展開し、より一層、地域でこどもたちが健やかに成長し、安心して子育てができるまちづくりに取り組んでまいります。

学校給食の新たな取組 「おおたく学校給食大作戦」

 学校給食についてです。
 「おおたく学校給食大作戦」として新たに4つの取組みを実施します。
 1つ目は「おおたの学校給食キャッチフレーズ」を作成しました。揚げパン、のり、たこぺったん といった、大田区の学校給食の特徴を組み合わせたキャッチフレーズです。大田区の学校給食の特色や取組について広く知っていただくために活用します。
 2つ目は「大田区学校給食週間」の制定です。大田区の学校給食について、児童・生徒や教職員、保護者、地域住民等の理解と関心を高め、学校給食の充実と発展を図ることを目的とします。毎年1月24日から2月6日の期間に各学校でオリジナリティあふれる献立に取り組んでもらい、その様子をホームページ等でPRします。
 3つ目は学校給食キャラクターの作成です。「くいしんぼうはねぴょん」をイメージしたイラストを児童・生徒の投票により決定します。
 4つ目は「あげぱんコンテスト」の実施です。大田区発祥の献立である「あげぱん」の一番人気の味を児童・生徒の投票で決定します。
 最後に、包括連携協定を締結している東邦大学との食育の推進に関する取組です。減塩などの給食メニューで、からだに良く、かつ、偏食改善につながる給食メニューの共同開発をすすめています。
 栄養バランスが良く、こどもたちの健康増進に寄与する学校給食について、これらの取組みによりますます充実・発展させてまいります。

 自治体DXの推進

手続きガイド導入による窓口サービスの向上への取組

 自治体DXの推進に向けた取組についてご説明いたします。
 窓口サービスの向上に関する取組として、令和7年1月6日から手続きガイドの利用を開始します。手続きガイドとは、スマートフォンやパソコンから簡単な質問に答えるだけで、ご自身に必要な行政手続きや場所、持ち物などを案内することができるサービスになります。
 対象の手続きは、転入・転出・転居・出生・おくやみ・結婚・離婚・氏名変更のライフイベントに関する8つの手続きです。利用状況等を踏まえて、順次拡大していく予定です。
 資料の中段から下段にかけて、ご利用のイメージを載せています。区のホームページからアクセスし、手続きを行うライフイベントを選択し、アンケートの回答を行っていただきます。回答結果には、必要な手続きや持ち物などが表示されるようになっています。ホームページからのアクセス以外にも、大田区LINE公式アカウントからもアクセスできるようにします。また、回答結果については、印刷やLINEで家族等に共有することができます。
 今後も、窓口混雑の緩和や区民の皆様の利便性向上・行政手続きの負担軽減を図るため、窓口サービスの向上に関する取組みを進めてまいります。

アバターロボットによる「遠隔区民サービス」の実証実験

 アバターロボットによる「遠隔区民サービス」の実証実験についてです。
 令和2年度に区とDXに関する基本協定を締結したアバターイン株式会社と連携し、区役所本庁舎内で区民サービスの向上及び業務DXの推進を目的とした実証実験を実施しています。
 本件は東京都事業を活用して行っており、羽田イノベーションシティで行われた実証を区内に展開すること、また大田区情報化推進計画に掲げるデジタル技術の活用による業務効率化など、区の目指す方向性と合致したことから、実証実験を行うはこびとなりました。
 アバターロボット「ニューミー」を本庁舎に配置し、来庁者に対して主に窓口案内のサービスを提供することで、遠隔での行政サービス案内、多言語対応等の有効性について検証を重ねていきます。
 実証期間中は本庁舎1階に2台設置し、外国人の方への多言語案内を含めて、来庁者に適切な窓口をご案内するなどの業務支援を行っています。また、12月からの第2期については、複数階にまたがる手続きが発生する来庁者に対し、ニューミーが一貫して窓口案内ができる支援を計画しています。

SDGs未来都市への取組

SDGsおおたスカイパートナー認定制度

 SDGs未来都市への取組についてです。
 SDGsの達成に向けて取り組む、区内の法人、個人事業主、団体等の事業者を「見える化」する制度である「SDGsおおたスカイパートナー認定制度」を創設いたしました。認定を受けた事業者には、認定証を交付し、事業者名や取組内容等を区のホームページで広く紹介するとともに、12月23日に大田区民プラザで認定式を行う予定です。10月23日時点で、43件の申込を受け付けております。申請期間が残り1週間となりましたが、本制度にご関心をお持ちの方は、ぜひお申込みいただきますようお願いいたします。
 当制度で、認定事業者の取組を区が後押しするとともに、公民一体となった持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。

大田区熱中症対策コンソーシアム

 区では、熱中症の危険性に対応するため、東邦大学と大塚製薬を中心に、地域の多様な主体と取り組む「大田区熱中症対策コンソーシアム」を設置しました。6月に開催した大田区熱中症対策会議には16団体の参加があり、熱中症の危険性や対策を共有しました。
 また、本コンソーシアムの取り組みとして、熱中症の知識が学べるポスターの掲出と東邦大学の救命医の先生による講話の動画を公開しています。当初16団体の参加によるコンソーシアムでしたが、他の企業の方にも関心をいただき、現在、22団体に参加いただいています。
 今年度の振り返りを行う大田区熱中症対策会議を11月21日に開催する予定です。報道機関の皆さまには改めてご案内させていただきます。
 なお、区では民間企業等と連携し課題解決に取り組む公民連携を積極的に進めています。今回のような多様な企業がつどい地域課題の解決を図るような取り組みを、他の分野においても展開していくことを考えております。

自動運転バスの実証実験 市街地展開

 自動運転バスの実証実験についてご説明いたします。
 今年度から京浜急行バスと連携して、市街地での自動運転バスの実証運行について、いよいよ具体的な運行ルートとスケジュールが決まってまいりました。
 運行ルートは、天空橋駅を起点として、区道だけではなく都内の大動脈でもある産業道路や環状8号線を走行し、萩中公園まで向かうルートとなっています。このような複雑な交通環境に挑戦することで、地域交通に自動運転サービスを活かしていくための新たなステップにつなげていきたいと考えております。
 一般の方にご乗車いただける運行時期は、令和7年1月24日頃から約1か月程度を予定しております。
 自動運転サービスを導入していくためには、車両側の改善だけでは難しく、自動運転に対する社会受容性が向上し、道路利用者の交通ルールの順守や沿道の環境改善などが図られていくことが必要です。こうした社会受容性の向上に寄与する取組の一環として、日本工学院専門学校の学生さんが考案したラッピングバスの運行を予定しています。
 引き続き、持続可能な地域公共交通の実現に向けて、多様な主体と連携しながら自動運転サービスの取組を展開してまいります。

スポーツ・文化あふれるまちへの取組(区施設の開館)

大田区田園調布せせらぎ館体育施設が11月17日オープン!

 スポーツ・文化あふれるまちへの取組として、区施設の開館についてご紹介いたします。
 令和3年から地域活動や文化活動の拠点としてご利用をいただいております田園調布せせらぎ館において、スポーツ活動の拠点となる体育施設を11月17日に新たに開館いたします。
 本施設はバスケットボールやバレーボール、ボッチャなどのさまざまなスポーツを楽しむことができる体育室や、緑豊かなせせらぎ公園を眺めながら利用できるトレーニングルームを備えます。また、防災力の強化につながる地区備蓄倉庫を備え、災害時には補完避難所として地域の防災拠点のひとつとしての役割も担います。
 田園調布せせらぎ館に新たな機能が加わることとなり、これまで以上に多くの方に親しまれる施設となるよう、開館に向けて引き続き準備を進めてまいります。

大森北四丁目複合施設 スマイル大森が12月1日オープン!

 大森北四丁目複合施設 スマイル大森の開館についてです。
 大森地域の新たなランドマークとして、スマイル大森が12月1日に開館いたします。この愛称には、複合施設を利用する大森地域をはじめとした区民の方が「スマイル」になれるようにとの思いが込められております。演奏会・講演会等を行うことができる多目的ホールや、気軽に多世代交流ができるオープンスペースのほか、地域包括支援センター、男女平等推進センターなど、多彩な施設機能を有しております。
 開設日である12月1日の午後1時より、オープニングイベント及び自由内覧会を開催いたしますので、皆様、ぜひお越しください。
 また、オープンに先駆け、皆様からのメッセージも募集しております。長く地域に愛され、親しまれる施設となるよう、区全体で機運を高めてまいります。

スポーツ・文化あふれるまちへの取組(区のイベント情報)

郷土博物館特別展 「矢を放て!~関東の弓矢、一万年~」

 郷土博物館の特別展についてご案内いたします。郷土博物館では、「矢を放て! 関東の弓矢、一万年」を開催しています。
 弓矢は狩猟採集の飛び道具として縄文時代に誕生し、その後も武器として大きな役割を担います。弥生時代には銅や鉄でできた鏃(やじり)が登場し、武器としての機能が加わり、古墳時代には倭王権(やまとおうけん)の権力の象徴、古墳の副葬品として全国に普及しました。その後は、朝廷武士の儀礼としての役割を担い、現代においては流鏑馬、スポーツの弓道などの形で生活に根付いています。
 大田区でも縄文時代から古墳時代までの鏃(やじり)が出土しており、本展では約1500点の資料を展示し、弓矢の歴史を紐解きます。ぜひ特別展をご覧いただき、考古のロマンに触れてください。

OTAふれあいフェスタ2024

 OTAふれあいフェスタについてです。
 「OTAふれあいフェスタ」は、人と人の輪を育むことを目的とした、区内最大のお祭りです。昨年は2日間で延べ18万人以上の方々にご来場いただきました。
 今年で35回を迎え、6年ぶりに復活するフェスタクルーズやつながりを意識した新たなステージ発表などの準備を進めております。オリンピックでも正式種目となったブレイキンのDリーグで活躍するSEGA SAMMY LUX(セガサミールクス)と技術指導いただいているこどもたちとのダンスカーニバルをお楽しみいただきます。
 また、毎年恒例の大田区自慢のおいしいものが並ぶごちそうストリートや友好都市を含む自治体・国際交流ブース、親子でSDGsや環境を学べるブースなど他にも見どころがたくさんあります。
 地域の方のご協力により実現しているこのお祭りに、皆さんも是非ご来場いただき、「地域とのふれあい」や「大田の魅力」を体感し笑顔あふれる2日間にしていただければ幸いです。

おおたランニングフェスティバル2025

 おおたランニングフェスティバルについてです。
 令和7年2月23日(日曜日)に「おおたランニングフェスティバル2025(ニーゼロニーゴー)」を大田スタジアム、大井ホッケー競技場サブピッチ等で開催いたします。
 「笑顔あふれる Ota RunFes2025(ニーゼロニーゴー)」をテーマに、元・体操のお兄さんの小林よしひささん、お笑い芸人でマラソンランナーのがんばれゆうすけさん、100キロメートルウルトラマラソンランナーの能城秀雄(のうじょうひでお)さんの3名をゲストとしてお迎えし、大会を盛り上げます。
 また、ランニング大会に参加される方はもちろん、応援に来たご家族や友人の皆様も楽しんでいただけるよう、スポーツの体験会等も併せて実施いたします。
 現在エントリーを募集しており、私自身も参加者として走る予定でおりますので、ぜひ記者の皆様も取材してください。

#uniqueota フォトキャンペーン2024

 ユニークおおたフォトキャンペーンについてです。
 大田区内で撮影した大田区ならではの写真を投稿していただき、ユニークな大田区の魅力を広く伝えることを目的として開催します。「美しい風景」「楽しいイベント」「美味しいグルメ」「思わず心が動いた瞬間」など、どんな写真でも応募できます。区民の方も、区外の方も、どなたの参加も大歓迎です。
 また、来年3月にはフォトキャンペーンに応募いただいた写真の展示会も予定しています。たくさんのご応募をお待ちしています。

 私からの説明は以上でございます。

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