セルフメディケーションについて
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更新日:2025年1月16日
セルフメディケーションってなに?
セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と、世界保健機構(WHO)が定義しています。
すり傷などの軽い怪我や、かぜの引き始めなどの軽い症状の場合に、お医者さんにかからずに薬局やドラッグストアで販売されている市販薬で治す事等を言います。
一人一人が自分の健康管理や病気の予防などを意識することで、健康寿命を延ばすことができます。健康に過ごすために、積極的にセルフメディケーションに取り組みましょう!
セルフメディケーションの取り組み方
・定期的に健康診断を受け、自分の健康状態を知りましょう。
・栄養のある物を食べ、十分な睡眠を取り、適度な運動をして、病気になりにくい身体を作りましょう。
・風邪気味や頭痛など、軽い体調不良の時には、薬局やドラッグストアで医師の処方箋なく購入できる市販薬を上手に利用しながら体調管理を行いましょう。
(注意)市販薬を使っても症状が改善しない場合は医師の診察を受けることも大切です。
市販薬でのセルフメディケーション
市販薬で、セルフメディケーションを実践するためには市販薬について正しく知ることが大事です。
市販薬は身近なお店で購入出来たりと便利なお薬ですが、全ての症状に対応できる訳ではありません。市販薬を服用しても症状が改善しない場合は医師の診察を受けることも大事です。
市販薬は処方せんで出されるお薬に比べて副作用は比較的少ないとされていますが、まったく副作用がないわけではありません。そのため副作用や相互作用、使用方法の難しさ等に応じてリスクが高いとされている順に、要指導医薬品、第1類医薬品~第3類医薬品の4つのグループに分類されています。
医薬品の分類について
要指導医薬品
製造販売の承認を受けてから一定期間を経過していない医薬品及び毒劇薬
第1類医薬品
安全性上、特に注意が必要な医薬品
胃酸を押さえる薬(H2ブロッカー)、一部の解熱鎮痛剤や毛髪用剤など
第2類医薬品
安全性上、注意が必要な医薬品
かぜ薬、漢方薬など
第3類医薬品
リスクが比較的低い医薬品
ビタミン剤、整腸剤、消化剤など
リスクが高いとされている要指導医薬品及び第1類医薬品に関しては、薬剤師が書面を用いて情報提供を行います。その他のお薬に関しても、資格者(薬剤師又は登録販売者)が必要に応じて情報提供を行います。市販薬のパッケージにはどれに分類されているかの表示があります。購入の際にはどの分類の医薬品を購入するのか確認してから購入しましょう。
お薬を正しく使用するために積極的に薬剤師さん等を利用しましょう
市販薬は正しく服用すれば比較的副作用の少ないお薬ですが、体質によっては服用できないものや、飲み合わせの悪いものもあります。薬局やドラッグストアで医薬品を販売している時間には資格者(薬剤師又は登録販売者)がいます。市販薬を購入する際には、症状・体質、アレルギー・副作用歴・服用している薬、妊娠・授乳中、生活習慣などを薬剤師さん等に伝えて、相談してから購入しましょう。お薬手帳をもち、薬剤師さん等に見てもらうことや、いつも市販薬を購入する薬局でかかりつけ薬剤師を決め相談してから購入することも有効です。
くすりの正しい使い方等について分かり易く説明されています。
かかりつけ薬局を見つけよう。
薬局名、所在地、薬局のサービス内容で全国の薬局を検索できるシステムがあります。
セルフメディケーション税制
セルフメディケーションのために購入した、医薬品のレシートを捨てていませんか?
対象市販薬の1年間の合計購入金額が1万2000円を超えた分(上限8万8000円)については、レシートを添えて申請することで所得控除を受けることができます。詳細は下記のリンクをご確認ください。
(注意)セルフメディケーション税制と医療費控除を併用することはできません。どちらかの選択制になります。申請を行う際には、健康診断を行っている等の一定の条件があります。
【厚生労働省】セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について
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