健康食品とお薬の飲み合わせについて
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更新日:2019年1月8日
そもそも健康食品ってなに?
日々の健康管理に「健康食品」を利用される方もいると思いますが、「健康食品」ってそもそもなんだろうって思ったことはありませんか?
じつは「健康食品」という名称では、法律上決まった定義はありません。健康増進法や食品表示法により定義された以下に示すような食品のことを一般的に健康食品と言っています。
健康食品の分類
1 特定保健用食品
コマーシャルなどでは良く「トクホ」と言われています。糖の吸収をおだやかにしたり、体脂肪を減らすのを助けたりする食品があります。特定保健用食品の表示をするには消費者庁の許可が必要です。
2 栄養機能食品
食品に含まれる栄養成分の機能(例:カルシウムは骨の形成に必要です)を表示することができます。現在、ビタミンやミネラルなど国が定めた約20種類の成分について機能の表示ができます。
3 機能性表示食品
消費者庁への届出により食品の機能(例:おなかの調子を整えます)を表示することができます。企業は表示した機能の根拠となる情報を公開する事が義務付けされています。
4 いわゆる健康食品
1~3には含まれず法律上定義の無い健康食品と称している食品があります。
それ大丈夫?! お薬と健康食品の相性
特定保健用食品等は正しく使えば体の健康をサポートしてくれますが、間違えた使い方をすると逆に健康被害を生じたり、服用している薬の効果に影響を与える場合があります。以下に、お薬との飲み合わせによる影響を例示します。正しい知識をもって安全に健康食品を使ってください。
特定保健用食品(トクホ)と薬の飲み合わせの例
・糖の吸収をおだやかにするトクホと糖尿病のお薬
→低血糖を起こす可能性があります。
・コレステロールを低くするトクホと高脂血症治療薬
→薬の吸収が悪くなり期待した効果が出ない可能性があります。
栄養機能食品と薬の飲み合わせの例
・ビタミンAとワルファリン(血液を固まりにくくする薬)
→ワルファリンの作用が強くなり、出血時に血が止まり難くなる可能性があります。
・ビタミンDとジギタリス(強心薬)
→ジギタリスの作用が強くなり、吐き気や嘔吐の症状が出る可能性があります。
今服用しているお薬と健康食品の飲み合わせはどうだろうと困った時には、薬局やドラッグストアにいる薬剤師さんにご相談してみてはいかがですか?
お薬を正しく使用するために積極的に薬剤師さんに相談しましょう!
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