インフルエンザとは
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更新日:2024年7月1日
インフルエンザはインフルエンザウイルスによって起こる病気で、ウイルスの種類により大きくA型とB型に分けられます。
飛まつ感染と接触感染により、人から人へと拡がります。
現在の流行状況
予防として咳エチケット・手洗い・加湿・十分な休養などを心がけましょう。また、感染が疑われる場合には、早めに医療機関を受診し、体調管理にも十分に気をつけてください。
区内の感染症の発生状況を毎週更新しています。インフルエンザについても掲載しております。
症状
典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛みや咳、鼻水などもみられます。普通の風邪に比べ全身症状が強いのが特徴です。
かかっても多くの人は軽症のまま回復しますが、10歳未満の小児や気管支喘息などの基礎疾患のある方、高齢者、妊婦さんなどは重症化し、肺炎などを合併することがあるので注意が必要です。
潜伏期間
潜伏期間は1日~3日程度です。
また、かかった場合、症状がでる1日前から発症後7日間は周囲にうつす可能性があります。
診断方法
インフルエンザの確定診断はウイルスの分離が基本となりますが、日常診療には利用できません。
現在、臨床の現場では症状やインフルエンザウイルスの抗原を検出する迅速診断キットが頻繁に用いられています。迅速診断キットを用いることにより、A型かB型かの判断ができます。 迅速診断キットは、感染していても陽性となる確率は10から70%であり、感染当初は検査しても陰性に出ることも多いことを十分に理解しておくことが大切です。
陰性だからといって「感染していない」ことの証明にはなりません。
治療
抗インフルエンザウイルス薬(商品名:タミフル、リレンザ等)による治療と、対症療法(症状を緩和するための治療)となります。
予防方法
- 予防接種は重症化の防止が期待できます。かかりつけ医に相談しましょう。
- 手洗いをこまめに行ないましょう。
- 咳などの症状がある場合は不織布製マスクをかけ、咳エチケットを心がけましょう。
- 咳をしている人とは、少なくとも1メートルの距離を保ちましょう。
- 流行時には、可能な限り人ごみは避けましょう。
- 十分な睡眠、休養、栄養をとり、抵抗力をつけておきましょう。
- 室内の換気を心がけ、適度な湿度を保ちましょう。
正しい手洗いの方法やマスクの付け方・外し方を動画でも紹介しています(You Tubeにつながります)
インフルエンザにかかったかなと思ったら
- 無理して登園、登校、出勤せず休みましょう。
- 特に感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医療機関に相談、受診しましょう。
- 病院には重症患者を診察する役割があります。まずは近所のかかりつけ診療所を受診しましょう。
- 夜間は医療体制が手薄になります。日中から具合が悪いのであれば、できるだけ早い時間帯に受診しましょう。
- 受診時や外出時には、必ず不織布製マスクをつけましょう。
インフルエンザと診断されたら
- 処方された薬(抗インフルエンザウイルス薬)は最後まで飲みきりましょう。
- 咳エチケットを守りましょう。(飛まつ感染の予防)
- 手をこまめに洗いましょう。(接触感染の予防)
- 水分補給と十分な睡眠を心がけましょう。
- 人にうつす可能性があるため、発熱や咳、のどの痛みなどの症状が始まった日の翌日から7日目までの期間は、外出しないよう心がけましょう。どうしても外出しなければいけない時は、必ず不織布製マスクを着用しましょう。
- 自宅療養中であっても、下記のような症状がある時は、すぐに医療機関に相談しましょう。
(1)呼吸がいつもより速い、苦しそうにしている。
(2)顔色が悪い、唇が紫色。
(3)下痢、嘔吐が続いている。水分摂取ができない。
(4)熱がなかなか下がらない。
(5)興奮した様子。
(6)呼びかけに応じない、ひきつけがある。