効果的な換気方法

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更新日:2024年6月17日

換気で元気

換気とは、室内の汚れた空気を新鮮な外気と入れ替えることです。
近年の住宅は気密性が高く、生活空間を汚す物質が室内にたまりやすい傾向があります。 これらは、ダニやカビの発生、アレルギー疾患の原因の一つであるハウスダストの増加などにつながります。こまめな換気で健康的な住まいをつくりましょう。

生活空間を汚す物質

水蒸気、ダニ、ホコリ、ホルムアルデヒドなど生活空間を汚す物質のイラスト

換気の方法

窓を少し開け常に換気 または 窓全開で30分ごと数分間換気

ポイント
(1)窓が複数ある場合は、対角線にある窓を開ける。

(2)風が入りにくい場合は、取り入れ側の窓は小さく開け、出す側の窓を大きく開ける。

窓が1つしかない場合

ドアを開け、扇風機で風の流れを作る。
または、台所や風呂場などの換気扇をまわして風の流れをつくる。
(この場合は、窓から外気を取り込み、換気扇から排気する。)

大雨等で窓が開けられない場合

常にドアを開けておく。

冬場の場合

下側と上側の窓を少しずつ開ける。

換気中の注意

(1)エアコン使用中もこまめな換気をしましょう

家庭用の一般的なエアコンには換気機能がありません。エアコンから離れた窓を開け、効率的に換気をしましょう。換気の時には、エアコンの電源を切る必要はありません。

(2)カーテンなどは開けておきましょう

空気の流れを妨げないようにカーテンは開け、パーテーション等がある場合は移動させておきましょう。

(3)網戸を利用しましょう

窓やドアを開けたままにしておくと、虫やネズミ等が侵入する恐れがあります。
網戸が設置されている場合は、利用しましょう。

24時間換気システムは常にスイッチオン!

定期的に室内の空気を入れ替えています。設置されている場合は、スイッチを切らないようにしてください。
外気を取り入れるための給気口が開いているか、また、家具などで給気口がふさがれていないかを確認しましょう。
給気口・排気口のフィルターは、定期的に清掃してきれいな空気を取り込みましょう。

(抜粋) 東京都 住まいの健康配慮ガイドライン
12ページから15ページをご覧ください。
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/kankyo_eisei/jukankyo/indoor/pamphlet.files/sumai_2009-6-2.pdf

(抜粋) 東京都 健康・快適居住環境の指針
5ページから6ページをご覧ください。
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kankyo/kankyo_eisei/jukankyo/indoor/kenko/index.files/web_zenbun1.pdf

『東京iCDC事務局です。
感染対策の一つ「換気」について、2回にわたり、早稲田大学建築学科教授(日本建築学会会長)の田辺新一先生、工学院大学建築学科教授(空気調和・衛生工学会新型コロナウイルス対策特別委員会委員長)の柳宇先生に伺います。
noteの最後に、換気のポイントをまとめています。是非ご一読ください!』
「おうちの換気」ポイントまとめ!換気の専門家にインタビュー(1)
https://note.com/tokyo_icdc/n/nf01ac9038ded
オフィス・通勤時の感染予防!換気の専門家にインタビュー(2)
https://note.com/tokyo_icdc/n/nf876d41ff994

化学物質健康問題に関する講習会
化学物質は、私たちに便利で快適な生活の環境を与えてくれる反面、健康への影響などが生じる原因となることがあります。講習会では、子どもが利用する施設における室内空気中の化学物質対策に関する基本的な考え方や、効果的な換気方法等についてお伝えしています。

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