いにしえから魅力あふれる 新井宿地区まちあるきマップ

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更新日:2019年3月13日

新井宿地区のまちあるきマップいにしえから魅力あふれる 新井宿地区まちあるきマップを平成31年(2019年)3月に発行しました!

写真:まちあるきマップ表紙
まちあるきマップ表紙

写真:まちあるきマップ裏表紙
まちあるきマップ裏表紙

どこでもらえるの?

新井宿特別出張所1階観光情報コーナー等(注釈1)で配布中です

(注釈1)
新型コロナ感染症拡大防止対策のため
平日 午前8時30分から午後5時まで

写真:新井宿特別出張所
新井宿特別出張所

写真:観光情報コーナー
観光情報コーナー

新井宿地区とは?

 新井宿は、万葉集に「荒藺あらいさき」と詠まれた歌があり、「荒藺宿あらいじゅく」とも書かれ、中世の頃には「荒井宿」とも書かれた。「宿」とあるのは、古代の馬屋の地とされ、古代から中世にかけていにしえの東海道が通っていた歴史のあるまちです。
 新井宿地区は、大森駅近くの闇坂くらやみざかの南側で、池上通りを中心にその両側に広がる地域です。「山王」はなだらかな台地で、「中央」は平坦地となっています。地区の中心部を、いにしえの東海道といわれた平間街道(旧池上道)と旧六郷用水が併走し、沿道には熊野神社、春日神社や善慶寺などがあります。
 現在も大田文化の森を拠点に、芸術・音楽・文芸など多様な文化活動が盛んな地域です。また、「障がい者総合サポートセンター(さぽーとぴあ)」をはじめとする福祉施設や医療施設があり、交流展示施設である「区立山王会館」、区民に開かれた交流の場や観光情報コーナーを有する「新井宿特別出張所」など、医療・福祉・文化の環境に恵まれた地域です。

新井宿山王コース

まちあるき推奨コース(約60分)

大森駅西口―山王公園―山王花清水公園・弁天池―根ヶ原神社―善慶寺・熊野神社―山王会館―薬師堂―アキナイ山王亭

大森駅西口とアキナイ山王亭は、徒歩5分程度です。

アキナイ山王亭

ウィロード山王商店街(大森柳本通り商店街)の真ん中に位置し、平成24年(2012年)にオープンした。地域住民の「お休み処」としての機能に加えて、ここを起点に住民・商店街が交流できる場所を目指している。

薬師堂

この地の領主木原氏は、村内の古寺を再建し、初代吉次の号「桃雲とううん」をとって桃雲寺とううんじと名付けた。桃雲寺とううんじは明治13年(1880年)廃寺となり薬師堂だけが残った。平成30年(2018年)薬師堂会館が落成し、その中に安置されている。

くらやみ

八景坂したから北西に上がる坂道。坂に八景園(明治時代にあった遊園地)の樹木がうっそうと覆いかかり昼間でも暗かったため、この名がついたと言われている。

入口付近のメタセコイアの大木がランドマークになっている区立公園。
この場所に大正11年(1922年)大森ホテルが開業し、昭和30年頃まで営業していた。また、近くには望翠桜ぼうすいろうホテルもあり、馬込や山王に住んでいた文士たちがよく利用していた。

山王花清水公園・弁天池
和洋折衷の庭園といったイメージのある区立公園。

澄んだ湧水場があり、隣接している弁天池児童遊園の池に流れ込んでいる。

弁天池の中央に浮かぶ島の中の社は、厳島神社である。厳島神社の創建の年代、由緒等については不明である。俗に小町弁天と呼ばれている。

梅の木通り

もともと水路(池尻川)が流れていた場所を埋め立て、そこに赤・白・ピンクの梅を植えた、環状七号線と並行して走る通りである。
文士村解説版が設置されている。

善慶寺・熊野神社

善慶寺は、正応4年(1291年)3月28日、増田三郎右衛門が、日法(1252年~1341年)に帰依して建立した。
善慶寺は義民六人衆と関わりが深く、敷地内に義民六人衆の墓がある。
熊野神社の創建の年代は明らかになっていない。伝説では平将門の乱の鎮圧に下向した藤原恒望に従った熊野五郎武通が熊野神社に戦勝を祈願したといわれている。

義民六人衆の墓
新井宿村の農民は、延宝年間(1673年から1681年)に領主木原氏の厳しい年貢の取立てに耐えかねて、村役人6人が直訴することを計画しました。しかし事前に知られ、延宝5年(1677年)6人全員が斬罪に処せられました。村人が、父母の墓という名目で建てた墓石には、墓参すると義民六人衆を同時に供養できる工夫がされています。

住宅街の中にある、マンションのような外観の建物で、館内には集会室がある。
館内の一角には、大正末期から昭和初期にかけて多くの文士が住んでいた「馬込文士村」に関する資料を集めた「馬込文士村資料展示室」となっており、文士に関する地図や写真などを無料で展示している。

新井宿中央コース

まちあるき推奨コース(約60分)

新井宿特別出張所観光情報コーナー―春日神社―龍子公園・龍子記念館―佐伯山緑地―さぽーとぴあ―観音堂―作尻ガード―大田文化の森

龍子公園と龍子記念館
 龍子公園は、川端龍子自らが設計した旧宅とアトリエを当時のまま保存している。旧宅は戦後、爆撃をのがれたアトリエは戦前に建てられた。公園内にある「爆弾散華の池」は、終戦間際8月14日の空襲で壊滅した住宅部分跡を川端龍子が池として造成した。
 龍子記念館は、近代日本画の巨匠と称される川端龍子によって、文化勲章受章と喜寿とを記念して1963年に設立された。大正初期から戦後にかけての約140点あまりの川端龍子作品を所蔵し、多角的な視点から川端龍子の画業を紹介している。展示室では、大画面に描いた迫力のある作品群を楽しむことができる。

春日神社

創建は鎌倉時代だと伝えられている。
祭典・例大祭は、6月17日(最近はこれに近い土曜日・日曜日)に行われる。

いにしえの東海道

いにしえの東海道は、大森郵便局付近で池上通りから分岐し、春日神社の北側を通り、池上方面へ抜ける緩やかにうねる道である。
時代により、奥州街道、相州鎌倉街道、平間街道などと呼ばれていた。

佐伯山緑地
この地には、世界初の栄養学校「佐伯栄養専門学校」があった。緑地は小高い山に木々が茂り、散策路も整備され、地元の人々の憩いの場になっている。また、武蔵野台地の端に位置しているため、丘の上からの見晴らしが抜群で、新井宿地区が一望できる。

観音堂

昭和22年(1947年)、戦後の復興を祈願し、大田区中央の地元有志が建立したもの。
その観音堂を中心に「観音堂通り商店街」があり、イメージキャラクター「カノンちゃん」も平成24年に誕生した。

2015年にオープンした、障がいのある人もない人も豊かな地域生活を送れるように、人々の交流や余暇を充実させる支援、障がいの理解促進のための支援、ボランティアや当事者団体の活動支援、福祉施設の生産活動支援などを行っている。
平成31年(2019年)3月に新棟(B棟)がオープンし、短期入所事業などを開始した。

作尻さくじりガード

制限高さ1.7mの作尻架道橋。地元の人は、作尻さくじりガードと呼んでいる。ここは昔水路だったが、戦後に暗渠あんきょ化され、通行可能になった。その後、歩道を拡張したときに一方通行となった。

蒲田に移転した大田区役所の跡地を利用して、平成13年(2001年)11月に開設された。区民の自主的な文化活動の拠点として、区民が集い、参加し、交流する場として、図書コーナーやホール、多目的室、集会室、スタジオ、展示コーナー等がある。


ぜひ、魅力あふれるまち「新井宿」でのまちあるきをお楽しみください!

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お問い合わせ

新井宿特別出張所
大田区中央一丁目21番6号
電話:03-3776-5391
FAX :03-3776-3368
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