八景坂
ページ番号:938074781
更新日:2016年4月1日
大森駅山王口前の池上通りの坂道です。その昔、この坂上からの眺めは素晴しく、近くは大森の海岸、遠くは房総まで一望のもとに見渡すことができたといい、そこから八景坂と呼ばれるようになったといわれます。また、昔は相当の急坂で、雨水が流れるたびに坂が掘られて薬研のようになったため、薬研坂と呼ばれたともいわれます。
天祖神社の石段横に八景碑があり、それに「笠島夜雨、鮫州晴嵐、大森暮雪、羽田帰帆、六郷夕照、大井落雁、袖浦秋月、池上晩鐘」と八勝景が刻まれています。また、かつての坂上には、平安時代後期の武将、源義家(1039年~1106年)が東征のおり鎧をかけたと伝わる鎧掛松があり、安藤広重の浮世絵にも描かれました。八景坂鎧掛松は有名でしたが、明治時代に枯れてしまったといわれています。区指定文化財。
お問い合わせ
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503
メールによるお問い合わせ