平成29年度予算の概要

平成29年度予算は、予算(案)のとおり第一回区議会定例会で議決されました。

　平成29年度予算（案）がまとまりました。「暮らしてよし、訪れてよし、地域力あふれる　国際都市おおた」の実現を目指し、一般会計で2,618億5千万円余、前年度比約45億円、1.7％の増となる過去最大規模の積極予算を編成いたしました。
　未来を拓く子どもたちや若者の成長を支えるため、保育園待機児童解消に向けた対策を引き続き強力に進めてまいります。また「おおた 子どもの生活応援プラン」に基づく各種事業の着実な推進、全小中学校のICT環境整備など、子どもの生活環境や学習環境の向上につながる取り組みを進めてまいります。
　高齢社会がより一層進行する中、高齢者の運動・栄養・社会参加の3要素に働きかけ、全国初の大都市モデルとして実施する「大田区元気シニア・プロジェクト」やシルバー派遣事業の活用による保育・子育て分野への支援拡大など、元気高齢者のお力もお借りし、すべての区民が、いつまでも元気で、いきいきと活躍できる大田区を実現してまいります。
　また、「蒲田－大森－臨海部－羽田空港周辺」の4拠点を有機的に結ぶスクエアの連携やスポーツ、観光等の視点を取り入れたまちづくりなど、地域特性を活かした魅力的で活力あるまちづくりを推進してまいります。特に、羽田空港跡地における成長戦略拠点の形成や新空港線の整備に向けた取り組みをより一層加速させ、日本の玄関・羽田空港を活かした「国際都市おおた」の魅力を内外に発信してまいります。
　さらに、区民の安全・安心を確保するための防犯・防災対策、持続可能な社会を実現するための環境対策や観光・産業振興など、区政を取り巻く重点課題解決に向け、積極的に対応してまいります。
　平成29年度は、「おおた未来プラン10年（後期）」における計画期間の折り返し点を過ぎた中で、目標達成に向け、さらに積極的かつ具体的に取り組みを進める必要があります。また、現在策定を進めております「大田区実施計画」に基づき施策を着実に展開していく重要な年ともなります。本予算（案）を基として、大田区のさらなる未来に向けて区政を力強く前進させ、71万区民の皆さまの期待に確実に応えてまいります。

平成29年2月
大田区長　松原忠義

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