おおた区報WEB版 平成29年7月21日号〔トップページ・特集〕
更新日:2017年7月21日
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特集
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この夏は博物館を探検しよう!
郷土博物館には、大田区の歴史や昔のくらしに関する資料が数多くあります。今年の夏は博物館を探検して、資料を実際に見たり触れたりしてみませんか?私たちの住む大田の郷土に触れ、「感動」と「新たな発見」を体験しましょう!
大むかしの大田を知ろう
1.旧石器時代
3万年前から大田区にも人がいた!
区内には現在、236もの遺跡があります。その中には約3万年前にさかのぼる遺跡もあります。博物館では、久ヶ原遺跡や久原小学校内遺跡で出土した、区内最古の人々が使った石の道具(石器)を展示しています。昔の人たちは石器を使ってどのような暮らしをしていたのでしょうか。
2.縄文時代
これは何の貝だろう?
都立田園調布高等学校内遺跡では、直径約2mの穴(土坑(どこう))が見つかりました。縄文人が食べたものを捨てた跡と考えられます。中からは私たちにも親しみのあるハマグリ、マガキを発見。ほかにも、天然の真珠が見つかっています。
3.縄文時代
縄文土器で料理
区内には縄文時代の遺跡がたくさんあり、いろいろな土器が出土しています。中でも数の多い深鉢(ふかばち)は、主に煮炊きに使われていたと考えられています。縄文人は土器を大切にし、修理やリサイクルもしていました。
4.弥生時代
弥生人のアクセサリー
都立田園調布高等学校内遺跡のお墓から、弥生時代の首飾りが出土しました。石やガラス製で、遠くから運ばれたと考えられます。どんな人が身につけていたのか想像してみましょう。
5.古墳時代
さて、男性と女性の髪型は?
古墳時代の有力者のお墓(古墳)から見つかった埴輪(はにわ)をはじめ、古墳時代の展示からは、当時の人々の髪型や服装を知ることができます。髪を耳の横で束ねているのが男性、頭のてっぺんで折りたたんでいるのが女性です。
むかしの暮らし、むかしの道具
献上とんび凧(だこ)
鳥の形を立体的に表現した六郷のとんび凧。一説には、多摩川のほとりで干した魚を奪おうとするカラスを追い払うために作り始めたそうです。献上凧は大正15年に皇太子に献上した大きな凧(翼の幅が約7.2m)で、昭和54年に開館した郷土博物館へ里帰りしました。
大森麦わら細工
麦の光沢が美しく、持ち運ぶのに軽量なため、江戸時代に東海道を行き交う旅人に、土産物として喜ばれたといわれていました。麦わら細工は、各色に染めた麦わらを編んで作った「編み細工」と、平らに開いた麦わらを木や紙の箱に張った「張り細工」があります。
海苔(のり)づくり
江戸時代以来、大田の海辺で生産された海苔は、質量ともに日本一の座を保っていましたが、大田区の海苔づくりは昭和38年春に幕を閉じました。館内では、海苔づくりで使った道具の展示や、当時の生産技術を紹介しています。
昔の道具に触れてみよう
電気・ガス・水道を当たり前のように使える現在ですが、70年程前は、今ほど便利ではありませんでした。「昔の道具」コーナーでは、昭和30年頃まで使われていた道具に実際にさわることができます。
博物館クイズ
7月21日(金曜日)から8月31日(木曜日)
受付で用紙をもらって、館内で答えを探そう!
郷土博物館(大田区南馬込五丁目11番13号) 午前9時から午後5時(月曜休館)
交通 東急バス「万福寺前」下車徒歩2分
入館無料
事前申込制の体験学習会も実施します。詳細はお問い合わせください。
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