令和8年10月20日「大田区長記者会見」

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更新日:2026年10月20日

画像:記者会見当日の様子記者会見当日の様子

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会見内容


大田区長の鈴木晶雅です。
本日はお忙しいところ、多数の報道機関の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございます。
9月15日から開催された令和8年第3回大田区議会定例会では、令和7年度各会計歳入歳出決算、令和8年度大田区一般会計第4次補正予算案、条例案などを提出しました。補正予算案、条例案などは原案どおり可決され、10月15日に閉会いたしました。
8月下旬から関東地方では異例の長雨が続き、史上最長の日数を記録しました。台風25号が最接近したシルバーウィーク中、区は21日に自主避難スペースを14か所開設し、8名を受け入れました。大きな被害の報告はありませんでしたが、今後も台風や集中豪雨などに備え、全庁で警戒態勢を整えます。災害情報や避難情報を早い段階で発信し、区民の皆様が適切に対応できるよう、迅速で分かりやすい情報提供に努めてまいります。
本日は、「生活の安全・安心を守る対策」「子育て支援・教育環境の充実」「区政情報」の3点についてご説明します。

生活の安全・安心を守る対策

一つ目は、生活の安全・安心を守る対策についてです。
まずは、令和8年熊本地震に伴う被災地支援についてです。7月28日の地震発生を受け、区は8月5日に「大田区被災地支援本部」を設置しました。被災地からの要請を受け、8月14日から21日まで職員2名を派遣し、罹災証明の申請内容の確認・判定などを行いました。派遣を通じて得た知見を職員間で共有し、災害時に迅速かつ的確に対応できる体制づくりや、自治体間の連携強化に活かしてまいります。
今後、福島県西郷村(にしごうむら)及び鹿児島県霧島市と相互応援協定を締結します。
西郷村とは、交通の利便性を活かした緊急物資輸送、人員派遣、広域避難の受け入れなどの体制を構築します。
鹿児島空港を有し、桜島や霧島山などの活火山がある霧島市とは、物資輸送や人員派遣に加え、火山灰対策の知見を共有し、区の防災力向上につなげます。
締結式は、11月7日のOTAふれあいフェスタのオープニングセレモニーで行う予定です。
次に、災害対策用備品です。被災地への職員派遣においても、避難生活への対策は喫緊の課題であることを目の当たりにしたところですが、区では、避難所生活において必要な食料や寝具、簡易トイレ、発電機、給水資機材などを備蓄しています。避難所では、誰もが安全に生活できるよう、スフィア基準を満たす居住空間の確保が求められています。一方、首都直下地震の想定避難者全員に基準をそのまま適用することは難しいため、自宅が全壊した方などを避難所の主な受け入れ対象とし、自宅にとどまれる方には在宅避難をしていただくことを前提に、必要な支援物資を整備します。今年度は、居住空間を確保するパーテーションや簡易ベッドに加え、衛生的な生活を支える災害用シャワーを整備します。
大田浴場連合会と連携して入浴機会を提供する体制に加え、近隣に入浴設備がない地域でも利用できるよう備えます。
災害用シャワーは熊本地震においても過酷な環境下での稼働実績があり、区の取り組みは他自治体の導入や広域的な災害対応力の向上にもつながっています。
次に、防災食の例として、区内企業・丸山製麺の「らーめん缶」をご紹介します。伸びにくい小麦麺を使い、常温で3年間保存できる技術が評価され、令和7年度「大田区中小企業 新製品・新技術コンクール」で最優秀賞を受賞し、今年は「SDGs・災害食大賞」の防災安全協会奨励賞、「災害食アワード」の優秀賞受賞しました。防災食も日常の延長で美味しく食べられるものへと進化しています実物は後方に展示していますので、後ほどぜひお手に取ってご覧ください。
続いて、防犯対策です。
区内の刑法犯認知件数は平成28年から令和3年まで7年連続で減少しましたが、令和4年から増加しています。首都圏では「トクリュウ」による強盗事件が続き、不審な電話や訪問で資産状況や家族構成を把握されていた例も報告されています。
区は、特殊詐欺対策として自動通話録音機を無料で貸し出し、公式LINEで詐欺の予兆電話に関する情報を発信してきました。

さらに、令和7年度から「住まいの防犯対策緊急補助金」を実施し、防犯機器の購入・設置費用を補助しています。申請期間は本年12月28日までとなっております。積極的にこの補助事業をご活用いただき、ご自宅の防犯対策を推進していただければと思います。この他にも、区民安全・安心メールによる情報配信や、青色回転灯パトロールカーによる区内巡回も継続しています。補助金と日々の見守り・パトロールを通じ、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。

子育て支援・教育環境の充実

続いて、私が政策の一丁目一番地に掲げる子育て支援の充実についてです。
まず、朝の居場所づくりです。「小1の壁」への対応として、朝7時30分から大人の見守りのもと、始業まで安全に過ごせる場所を提供しています。今年4月以降、準備が整った学校から開始し、現在は区立小学校59校中55校で実施しています。23区でも先駆的な規模での取り組みです。利用児童の延べ人数は1万人を超え、保護者からも好評をいただいています。引き続き、家庭のニーズを踏まえて取り組んでまいります。
次に、部活動の地域連携・地域展開です。区では、学校単位の部活動で委託部活動を拡充するとともに、大田区全域の地域部活動を進めています。令和6年に創部したO.T.A.ダンスチームには63名が在籍し、プロのダンスチーム、セガサミールクスからも指導を受けています。8月の全日本小中学生ダンスコンクール東日本大会で金賞を受賞し、10月の全国大会では銀賞を受賞しました。また、令和8年に創部したオンライン将棋部では、19名が学校の枠を越えて活動しています。平日はオンラインで対局し、休日には元 奨励会員やプロ棋士などから指導を受けています。こうした地域部活動を全中学校へ展開し、進めてまいります。今後も、これらの取り組みを通じて、校内で部活動を指導できる教員が限られる中、部活動の地域連携・地域展開で成果を出し、こどもたちの思い、やる気を全力で応援し、地域社会全体で子育ち・子育てを支えてまいります。
学童保育の申請については、昨年12月から一時利用のオンライン申請を開始し、保護者から「便利になった」との声をいただいています。通常利用及び夏休み利用についても、令和9年度中の利用開始に向けて準備を進めてまいります。
今後も、子育て世帯の日常を強力にサポートし、大田区で生まれ育ったこどもたちや、そのご家族が区に住み続けたいと思えるよう、多面的な支援を行ってまいります。

区政情報

最後に区政情報のお知らせです。
まずは、区役所での手続きに関するご紹介です。区では、行政手続き環境を刷新する取り組みを「おおたの窓口2.0」と名付け、「行かない」「書かない」「待たない」「回らない」窓口を目指しています。本日は、5つの取り組みをご紹介します。
1つ目は、証明書発行手数料の見直しです。
9月から、コンビニ等の多機能端末機での発行手数料を、窓口の300円に対して150円に引き下げました。この効果は早くも表れており、報告を受けた私も大変、驚きました!開始後最初の2週間で、コンビニでの発行数は前年・前月比30%増加しています。
2つ目は、オンラインでの証明書交付申請です。10月からパソコンやスマートフォンで申請し、証明書を自宅で受け取れるようになりました。
3つ目は、10月13日に京急蒲田駅構内に開設した「おおたスマート行政ステーション京浜蒲田」、略称「スマかま」です。平日は夜7時まで、土日も開設し、オンラインでの事前予約や申請書作成にも対応します。身分証から氏名・住所を自動転記でき、通勤・通学の際にも利用しやすい窓口です。「スマかま」をよろしくお願いします。
4つ目は、本庁舎1階南フロアの窓口拡充です。来月24日、受付窓口を5つから12窓口に増やします。産業プラザPiO内に専用のバックオフィスを設け、庁舎間で手続きの進捗をリアルタイムに共有し、事務処理の効率と速度も高めます。
一方で、質の高い区民サービスの提供を追求していくためには、行政コストの見直しとともに、職員の働く環境整備にも着手する必要があります。
そこで、5つ目は、窓口受付時間の短縮です。来年の4月1日から、平日の受付時間を8時30分から17時までの現行時間から、9時から16時30分までに変更し、計1時間短縮する予定です。生まれた時間を、対面サービスの充実や政策立案、業務改善、職員の働き方改革につなげます。
十分に周知を行いますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
おおたの窓口2.0の推進によって、区役所の手続をもっと近く、もっと早く、もっと自由にして、区民の皆様一人ひとりの実感につなげてまいります。
次に、「OMAISEN PROJECT」についてです。大森の「O」、馬込の「MA」、池上の「I」、洗足池の「SEN」を組み合わせた名称です。9月28日から放映が始まったNHK連続テレビ小説「ブラッサム」では、大田区ゆかりの作家・宇野千代が主人公のモデルとして描かれています。区ではこの機会に、宇野千代や、文士・美術家が交流した馬込文士村の魅力を伝える取り組みを進めています。その一つとして宇野千代の生誕日である11月28日土曜日には、スマイル大森でトークイベントを開催します。「ブラッサム」に出演する高良健吾さん、木竜麻生さんを迎え、撮影の舞台裏や宇野千代、馬込文士村についてお話しいただく予定です。さらに、会場でのパネル展やイベント終了後ガイド付きまち歩きも行います。また、11月28日、29日は龍子記念館と熊谷恒子記念館の入館料を無料とし、実際に地域を歩きながら、その歴史や文化に触れていただきたいと考えています。
このほか、大田文化の森では特別展示を行い、郷土博物館では自筆原稿や愛用品などを紹介する特集展示「没後30年 宇野千代の華麗なる世界」を開催しています。また、東急電鉄と連携し、東急池上線・多摩川線を走る「きになる電車」にも関連ポスターを掲出しています。
さらに、馬込文士村を楽しむガイドアプリ「まごめぐり」は、今月1日に利用を開始し、19日現在、すでに約3,000名にご利用いただいています。アプリのダウンロードは不要で、Web上で利用ができます。ルート案内や、主演の石橋静河さんによる音声ガイド、ARを使ったコンテンツ、謎解きなどを通じて、地域を歩きながら魅力に触れていただけます。楽しみ方の一例を紹介します。デモ動画をご覧ください。こちらが、まごめぐりのトップページです。アプリのダウンロードは不要でWebアプリでお楽しみいただけます。こちらの画面から「まごめぐりマップ」をクリックしてください。マップで気になる文士を見つけたら、文士解説板を目指してまちを巡ることができます。解説板の二次元コードを読み取ると音声ガイドがスタートします。文士とまちにまつわる物語を楽しめます。
歩いて・聴いて・謎を解いて、馬込文士村を満喫いただければと思います。
最後に、OTAふれあいフェスタ2026についてです。「人と人の輪」を育む目的で平成2年に始まり、今年で37回目を迎える区内最大のお祭りです。昨年は2日間で延べ19万人以上が来場しました。今年は11月7日(土曜日)、8日(日曜日)に、大森ふるさとの浜辺公園、平和島公園、平和の森公園に加え、新たにボートレース平和島を「水のエリア」として、4エリアで開催します。大田区制80周年にあたり、平和の森公園会場を「笑顔のエリア」とし、「ふれあい動物園」などを新たに実施します。ふる浜エリアには「アートエリア」を設け、
パブリックアートの展示やワークショップを行います。「地域のふれあい」と「交流の輪」を基本テーマに、大田区の魅力を発信してまいります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
また、11月14日には「大田区平和祈念花火」を開催いたします。今年は日程変更後初めての開催となり、関係機関と連携し、安全で安心な運営に向けて入念に準備を進めております。平和への思いを皆様とともに分かち合えるよう、ぜひ多くの方にご来場いただきたく存じます。
説明については、以上でございます。
秋分の日を過ぎた頃から、ようやく秋の涼しさを感じるようになりました。朝晩の寒暖差も広がってきておりますので、記者の皆様におかれましては、くれぐれもご自愛いただきたいと思います。
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。

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