令和8年7月17日「大田区長記者会見」
ページ番号:794458856
更新日:2026年7月17日
記者会見当日の様子
区長記者会見資料はこちらから
会見内容
物価高騰対策
大田区長の鈴木晶雅です。
本日はお忙しいところ、多数の報道機関の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございます。
6月18日から開催されました令和8年第2回大田区議会定例会では、一般会計補正予算第2次をはじめ、各種議案を可決いただき、6月25日に閉会いたしました。
定例会では、緊迫する中東情勢の影響に関する貴重なご意見を多くいただきました。
社会経済状況の深刻さを厳粛に受け止め、このような不透明な情勢のさなか、区民生活と地域経済を守り抜くため、状況の変化を敏感に捉えた対応が不可欠との認識を新たにいたしました。
また、これからの出水期を控え、防災の観点からも、機敏で迅速な対応が求められます。
引き続き、区民の皆さまの暮らしに寄り添い、社会経済の変化に柔軟に対応しながら、スピード感を持って全力で取り組んでまいります。
本日の会見では、「物価高騰対策」「生活の安全・安心を守る対策」「子育て支援」「区政情報」の4点についてご説明いたします。
まずは、
社会経済状況を踏まえた物価高騰対策についてです。
社会経済の変化に迅速に対応するため、この度、約3億円余の補正予算案を策定し、7月21日の第2回区議会臨時会にて、ご審議いただきます。
本日は概要をご説明いたします。
1つ目は、ひとり親家庭等臨時給付金事業です。
エネルギーや食料品の価格上昇により、ひとり親家庭の家計が深刻な影響を受けています。こどもたちが安心して成長できる家庭環境を整えることは、地域全体の重要な責務と考えます。
本事業では、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、給付金を支給することで、保護者の経済的負担を軽減し、児童福祉の増進と家庭生活の安定を図ってまいります。
2つ目は、事業所・施設への支援です。
福祉・教育サービスの安定的提供を最優先に、包括的な支援策を実施します。これにより事業者の負担を軽減し、利用者への価格転嫁を回避することで、障害者、高齢者、そして子どもたちに、必要不可欠なサービスの継続的な提供を実現させ、すべての区民が安心して生活できる環境づくりに全力で取り組んでまいります。
3つ目は、中東情勢対策資金の創設です。
中東情勢の緊迫化に伴う原油価格高騰は、製造業から流通・サービス業まで、あらゆる産業に深刻な影響をもたらしています。
大田区中小企業融資あっせん制度に「中東情勢対策資金」を新設し、原油価格高騰により経営課題に直面する企業の資金繰りを支援することで、区内産業の経営基盤の安定強化を図ってまいります。
その他、学校給食費への補助をはじめ、包括的な支援を、スピード感を持って行ってまいります。
生活の安全・安心を守る対策
次に、生活の安全・安心を守る対策についてです。
今年も出水期に入りましたが、既に2回、大田区へも台風が接近しております。
区民生活への影響が大きい風水害に、迅速に対応するため、こちらも補正予算に計上し、対策を強化してまいります。
1つ目は、止水板設置助成制度です。
頻発する集中豪雨から区民の財産と生命を守るため、止水板設置を推進しております。
令和7年9月の記録的豪雨を受けた総合的水害対策の一環として、過去に浸水被害が発生した地域、またはハザードマップで浸水が想定されている区域の建築物を対象に、設置工事と簡易型止水板購入の2種類の助成を引き続き行います。区民の皆様の積極的なご活用をお願いし、「水害に強いまちづくり」の実現を目指します。
2つ目は、樹木管理の対策です。
都内の公園や道路等において倒木が相次いでいることを受け、樹木管理の緊急対策に取り組みます。
これまで区内の公園樹木や街路樹について樹木の点検や調査を実施しており随時、樹木診断や倒木のリスクの高い樹木の伐採等を継続的に実施してきました。
このたび、樹木診断箇所を拡大し、調査結果に基づき伐採や剪定等の安全対策を加速いたします。
対策としては、「適切な診断の実施」「倒木リスクへの迅速対応」「点検体制の強化」の3つの項目を重点的に行います。
日々の点検から診断が必要な樹木を洗い出し、樹木診断を行うことで、倒木のリスクの高い樹木を判別します。
診断調査の結果、倒木のリスクが高いと判断された樹木については、迅速に伐採や剪定等の対応を行います。
これらの点検、診断、対応の維持管理サイクルを継続的に行うことで、老朽化等による倒木のリスクから区民の安全を守る適切な維持管理を実施していきます。
以上、
物価高騰対策と安全・安心を守る対策については、21日の第二回議会臨時会にて内容をご審議いただきます。議決いただいた際は、スピーディーに実施してまいります。
子育て支援
続いて、私が政策の一丁目一番地に掲げる子育て支援についてです。
「子育て№1都市」の実現に向けた、2つの取り組みについてお知らせします。
1つ目は、
大田区こども未来総合センターの開設です。
来月1日に、こどもの権利を守り、健やかな育ちを支える拠点「大田区こども未来総合センター」を開設します。
開設に先立ち、13日に小池東京都知事とともに開所式典を執り行いました。
東京都と大田区の組織が同じ建物内の、同じフロアで執務することとなります。
センターの特徴ですが、
第一に、都内で初めて、児童虐待通告を都と区、合同で受け付けします。「おおた児童虐待対応ダイヤル#9924(#キューキューツーホー)」で受け付けた通告を、適切な対応機関を都と区の協議で決め、迅速に対応いたします。
第二に、都区の連携を一層強め、こども、家庭の支援に努めてまいります。
学校や関係機関へのアウトリーチの強化など、関係機関とのネットワークをより強固にしてまいります。
第三に、こどもの権利保障にさらに注力してまいります。
東京都と児童虐待の発生予防から専門的支援まで、切れ目のない支援を実施すると共に、こどもの権利に関する研修などを行い、
区全体でこども達を、守り、支えていく取り組みを強化します。
2つ目は、病児・病後児保育事業です。
大田区では、お子さんが発熱などの体調不良で保育園に登園できない際、病児・病後児保育事業を区内10か所の施設で実施しております。
このたび、大田区が東京都病児保育 送迎サービス 検証モデル事業に選定され、7月1日から令和9年3月までの試行実施として、自宅と病児保育施設間の送迎サービスを区内3か所の施設で開始いたしました。
今後も、子育て世帯の日常を強力にサポートし、大田区で生まれ育ったこどもたちや、そのご家族が区に住み続けたいと思えるよう、多面的な支援を行ってまいります。
区政情報
最後に区政情報のお知らせです。
前回の会見でも予告させていただきましたが、5月22日、大田区 歴史的風致 維持向上計画 が東京都内で初めて、文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣から認定を受けました。
今後は、本計画を活用し、大田区固有の歴史・文化を次世代へ継承し、「歴史・文化をめぐり、訪れたくなる、ウォーカブルなまちづくり」を進めてまいります。
関連する事業として、
1つ目が、「きになる」電車です。
このたび、東急電鉄の池上線・東急多摩川線の車両内広告として、大田区の歴史と文化を分かりやすく解説したポスターを掲示いたします。
掲示期間は7月19日から10月上旬の予定です。また、歴史的風致の一つである馬込文士村では、既存看板を活かしたAR技術によるまち歩きや謎解きの取組を進めており、10月からの運用開始を予定しております。
2つ目は、
OMAISENPROJECT(オマイセンプロジェクト)についてです。
「OMAISEN」は、大森・馬込・池上・洗足池の頭文字を組み合わせた名称です。
令和8年度は、NHKにおいて、宇野千代がモデルとして描かれる朝の連続テレビ小説「ブラッサム」や、小栗上野介とともに勝海舟が取り上げられる大河ドラマ「逆族の幕臣」が放映されることに加え、大森駅開業150周年や区制80周年など、大田区にとって歴史や文化に光が当たる節目が続きます。本プロジェクトでは、大森から馬込、池上、洗足池へと広がる歴史・文化資源を一体的に捉え、その価値や魅力を区内外へ発信してまいります。
具体的には、朝ドラ放映期間中に、地域イベントを活用した取り組みやNHKと連携したトークイベントなどの事業を展開し区民の皆さまに馬込文士村をはじめとする地域の歴史・文化的な魅力を再発見していただき、シビックプライドの醸成を図ってまいります。 続く大河ドラマ放映期間中では、区外の歴史・幕末ファン層を新たなターゲットとして取り込み、勝海舟ゆかりの地への来訪者増加と地域ブランドの向上をめざし、広域的なプロモーションを展開いたします。
区政情報の3つ目は、
令和8年8月8日の新生活応援についてです。
今年の8月8日は、「末広がり」を意味する「8」が3つ重なる縁起の良い特別な日です。この特別な日に、婚姻届の手続きを行った方に、心よりのお祝いを込めて、オリジナル婚姻届の台紙などを記念としてプレゼントいたします。昨年、令和7年7月7日の七夕婚のお祝いも大変好評をいただきました。大田区で結婚し、暮らしていただく喜びを、実感していただければ幸いです。いつまでも大田区に住み続けたいと区民の皆さまに感じていただけるよう、引き続き様々な取り組みを行ってまいります。
最後に、
大田区平和祈念花火について、お知らせいたします。今年は、「大田区制80周年記念事業平和祈念花火2026笑顔を未来につなぐ」と題し、開催いたします。昨年までは、毎年8月に開催してまいりましたが、来場者や従事者の熱中症リスクおよび天候不良による中止のリスクが課題であったため、今年は開催日を11月14日(土曜日)に変更いたしました。
イベントは17時から、花火打上げは17時30分頃からの開始です。企業・団体・区民の皆様からの協賛金を募集いたします。また、今年は新たに席付きの協賛金についても200口、900名分のお席を募集いたします。
詳細は8月以降の区報やホームページ等でお知らせいたしますので、ぜひご協力をお願いいたします。
説明については、以上でございます。
本日はお忙しい中、記者会見にご出席いただき、誠にありがとうございました。
暑さが増してまいりますが、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader のダウンロードへ
お問い合わせ
広聴広報課
電話:03-5744-1132
FAX :03-5744-1503




