令和5年10月18日 「大田区長記者会見」

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更新日:2023年10月19日

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会見内容

システム障害について

 10月10日朝から発生いたしました情報システムの障害により、区民の皆様をはじめ、多くの方々に、多大なご不便とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
 プレスリリースのとおり、10日未明にシステム障害を覚知し、午前8時30分からの窓口サービス業務の一部に影響が生じました。機器の故障ということで復旧作業に昼夜を徹して懸命にあたりました。区としまして、全庁一丸となり早期の復旧、窓口サービスの復帰を目指し、「システム障害等緊急対策本部」を立ち上げ、現状把握、復旧の状況、課題の共有などをおこなってまいりました。順次システムが稼働し、本日から通常業務を再開しております。
 なお、今回のシステム障害の原因や対応など、詳細につきましては、後ほど改めて関係部局によるご説明の時間をとらせていただきます。
 区長として、今後このような事態に陥らないよう、再発防止と検証に全力を尽くしていく所存でございます。改めまして、ご不便ご迷惑をおかけしました区民の皆様、多くの皆様に心からお詫び申し上げます。

一般会計第3次補正予算

 それでは区の最新の取組について皆様にご報告させていただきます。
 9月14日から始まった令和5年度第3回大田区議会定例会において、一般会計第3次補正予算や条例案などを可決いただき、10月12日に閉会いたしました。
 今定例会では、子育て環境の拡充や安全・安心の備え、SDGs推進・デジタル技術活用の加速化に資する予算などの補正予算を編成いたしました。
 今申し上げました、一般会計第3次補正予算の中から、「SDGs推進事業」、「行政DXの推進」を中心に、ご説明させていただきます。

SDGs推進事業について

 まずはじめに、SDGs推進事業についてでございます。
 区民・企業・職員などの行動変容を促し、 区のSDGsの達成につなげるため、第3次補正予算に計上した取組についてお話しいたします。内容としては大きく2点ございます。
 1点目が、啓発グッズの作成でございます。
 今後公募により作成する大田区オリジナルのロゴマークを用いた啓発グッズを作成します。 啓発グッズは全区立小中学生及び区職員へ配布をいたします。 どちらも環境に配慮した素材を使用し、小中学生には、日常生活で使いやすいマルチエコバッグ、区職員へは業務で身に着けるピンバッジを作成いたします。
 ロゴマークについては後ほどご説明いたしますが、小中学生を含めた区民投票により決定してまいります。
 子どもたち自らがロゴマークの選定に関わり、関わりをもったロゴが活用されることで、次代を担う世代の子どもたちのSDGs推進への更なる意識醸成に寄与するものと考えております。
 また、職員については、ロゴマークを用いたピンバッジを着用することで、SDGs達成への意識強化を図り、区民の皆さま、企業の皆さまへ接する際のPRとして活用につなげてまいります。

 続きまして、大田区公民連携SDGsプラットフォーム参画企業の協力を得て、 SDGsの達成に向けたPR動画を作成いたします。
 さらに、動画を活用した広報活動支援やプロモーションに関するノウハウを得るなど、持続的に区のSDGsに関するPR活動に寄与するよう連携して取り組んでまいります。
 この取組から新たな関係協力者の確保につなげ、 更なるSDGs推進、様々な地域課題の解決を促進し、SDGs達成に向けた具体的な行動変容を促してまいります。

行政DXの推進について

「申請書作成システム(Caora)」導入によるやさしい窓口について

 続きまして、行政DXの推進についてです。
 まず背景ですが、今年7月、リコー及びリコージャパンが、それぞれ持つ資源を活用して連携及び協力し、SDGsの普及啓発及び達成に向けた取組を推進することで、持続可能なまちを実現することを目的に連携協定を締結いたしました。
 この協定締結を一つの契機として、次にご紹介する申請書作成システムの導入に早速つながってまいりました。
 今回導入する申請書作成システム・Caoraは、窓口において、マイナンバーカードや運転免許証などの「本人確認書類」から住所、氏名などを読み取り、 申請書に印字することができるシステムです。
 導入目的としては、DXによる区民サービスの向上、デジタルの活用が困難な方にも丁寧でわかりやすい「人にやさしい窓口」実現のため、高齢者や外国人の方など、申請書作成における区民の負担軽減と窓口の混雑緩和を図るものです。
 対応する「本人確認書類」はマイナンバーカードや運転免許証、運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書です。
 マイナンバーカードは、搭載のICチップから住所・氏名・生年月日・性別を読み取り、他の本人確認書類は券面情報の読み取りと、あわせて顔認証を行ないます。  
 設置場所は資料のとおり本庁舎の戸籍住民課と納税課、国保年金課の窓口、4つの特別出張所窓口といたしました。
 また、対応する申請書類は、住民票や戸籍謄本、印鑑証明、納税・課税証明などの申請を中心にスタートし、住民異動届などにも順次対応していく予定です。運用開始は令和6年2月を予定しておりますが、今回の導入を実証実験として位置付け、稼働状況をみながら、さらなる展開をはじめてまいります。

特別出張所の混雑状況の見える化に対応した窓口発券機について

 続きまして、
 特別出張所における窓口の混雑状況の見える化と「待たない窓口」の実現を図るため、「窓口発券機」および「窓口混雑状況閲覧システム」を導入いたします。具体的には、インターネット上で、窓口の混雑状況と現在の待ち状況を確認できるようにすることで、手続きできる場所、待ち時間の目安を一目で分かるようにいたします。これにより、転入届や各種証明書などの発行を申請する際に、各窓口の混雑状況からどの庁舎・どの出張所で手続きをするかをご自身で判断いただけるようになり、また、空いている時間に来庁することができるようになります。
 また、待ち状況の確認と併せて、発行の準備が整うとメールでご案内することもできるため従前であればお待たせしてしまっていた時間を有効に活用していただくことが可能になります。
 区役所本庁舎では既に導入済みのため、今回導入予定の場所は6つの特別出張所といたしました。運用開始は令和6年2月を予定しており、今後、他の特別出張所にも随時導入していく予定です。

区政情報(SDGs推進の取組)

大田区オリジナルSDGsロゴマークの作成について

 最後に、大田区オリジナルSDGsロゴマークの作成についてご説明いたします。
 今年5月、内閣府からSDGsの理念に沿った取組を推進しようとする都市の中から特にポテンシャルの高い都市を選定する「SDGs未来都市」に選定されました。また「自治体SDGsモデル事業」にも選定されるなど、区は取組を加速化しております。
 SDGs未来都市選定を契機に、区民・企業・職員など、多様な主体のSDGsに関する行動変容を一層促し、具体的な取組につなげていくことが重要と考え、更なる普及啓発を図るため、大田区オリジナルのSDGsロゴマークを作成いたします。
 作成にあたり、本日より公募を開始いたします。
 この公募によりいただいたデザイン案について、審査委員会、区内の小中学生を中心とした区民投票を経て来年1月頃にオリジナルのロゴマークを決定する予定でございます。
 また、採用作品の応募者には、SDGs未来都市の取組の趣旨を踏まえ、区ならではのものづくり技術を生かした記念品を贈呈させていただきます。
 ぜひたくさんの応募をお待ちしております。
 その他の区政情報につきましては資料をおつけしておりますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
 私からの説明は以上でございます。

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