スズメバチとアシナガバチ

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更新日:2024年10月25日

ハチの巣を撤去する前に

スズメバチとアシナガバチは、大田区内で普通に見られるハチです。ハチは刺すことがあり、「怖い」イメージがありますが、毛虫などの害虫を捕食するため、私たちにとって「益虫」の役割もしています。
ハチは不用意に巣に近づいたり、刺激しない限り、人を攻撃することはありません。ハチの巣が生活に支障にならない場所にあるときは、自然のままにして様子をみましょう。

スズメバチとアシナガバチの見分け方

特徴
  スズメバチ アシナガバチ
攻撃性 巣に近づくだけで威嚇し、すぐに立ち去らなければ攻撃してくる(静かに後退しましょう)。特に晩夏から秋にかけては要注意 通常、ハチや巣に近づいただけでは攻撃してこない
ハチを振り払ったり巣を直接刺激する(振動を与える、触る、壊す)と攻撃してくる
飛び方 早く、直線的、羽音が大きい 足をだらんと下げ、ゆっくりと飛んでいることが多い
巣の形 ボール状や提灯状で出入口は1ヶ所
巣の表面はマーブル模様
初期の巣は徳利形
シャワーヘッドのような円形や不規則なお椀型
複数の巣穴がある
穴に綿状の白いふたがみられることがある
活動期 巣作りは4月下旬頃から
9月下旬頃に個体数がピーク
12月には死滅、巣は翌年には使われない
女王バチのみ越冬
巣作りは4月上旬頃から
8月中旬に個体数がピーク
11月には死滅、巣は翌年には使われない
女王バチが越冬。しばしば複数匹がかたまって越冬することがある。

成虫の写真

写真:オオスズメバチの成虫
スズメバチ

写真:セグロアシナガバチの成虫
アシナガバチ

巣の写真(巣をつくる場所により、大きさや形状は様々です)

写真:モンスズメバチの巣とコガタスズメバチの初期の巣
スズメバチの巣

写真:コアシナガバチの巣
アシナガバチの巣

写真提供 三重大学 松浦誠 先生

ハチの巣の撤去

スズメバチの巣

スズメバチの巣 大田区では巣の場所の所有者または管理者からの申し出により、区が撤去します。なお、巣の状況により撤去できない場合があります(崖等の作業が不可能な場合や高所等で危険な場合など)。

その他のハチの巣

スズメバチ以外のハチの攻撃性はスズメバチほど高くありません。生活に支障のある場所以外はそっとしておきましょう。撤去する場合はご自身で行うか、害虫駆除業者に撤去を依頼してください。

(参考)アシナガバチの巣の撤去方法

1. 日没後1時間以上たってから、殺虫スプレーを巣に向けて噴霧してください。
スプレーノズルの長いハチ専用のスプレーもありますが、ノズルから巣までの距離が短い場合は、ゴキブリ用などの一般的な殺虫スプレーで十分です。
2. 翌朝、巣の根元を切るか、棒などでたたき落とす
3. 死んだハチの腹部に触れると、反射的に毒針が動き、刺されることがあります。落ちたハチの巣や死骸には直接手を触れず、ちりとり等で集めて片付けましょう

ハチへの対処法

ハチに刺されないように、巣を刺激しないこと。ハチを刺激しないこと。黒い色や香水等の強い香りのものはハチを刺激します。ハチが家の中に入ってきたら、明るい方の窓を開けると自分から出ていきます。

ハチに刺されたら、刺された場所を水道水で流し、氷水で冷やす。虫刺され(抗ヒスタミン軟膏)の薬をぬる。刺された場所がとても腫れたり、刺された所以外も赤くなったり、全身に症状が出てきた時には、すぐに医師の治療を受けましょう。気分が悪くなってきたら、迷わず救急車を呼びましょう。過去にハチに刺された方は要注意です。血圧降下、発疹などの全身症状が起こるアナフィラキシーショックとなることがあります。

パンフレット

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環境衛生担当
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