多摩川における治水対策の促進に関する区から国への要望について（令和元年12月25日）

令和元年台風第19号においては、田園調布（上）水位観測所において計画高水位を超える水位を記録する洪水が発生しました。この洪水により、内水の排水が困難になる等して、住宅などに浸水被害が発生するとともに、堤防下からの漏水、護岸や河川敷運動施設等の損傷が発生しました。　今回のような洪水から、区民の方々の生命・財産を守るため、多摩川における早急な治水対策について、大田区長から多摩川を管理する国土交通省京浜河川事務所長へ「多摩川における治水対策の促進に対する要望書」として、以下の点について、要望しました。

1　遊水地及び貯留施設の設置
内水氾濫等を防ぐ根本的な解決策として、多摩川本流及び支流における遊水地及び貯留施設の建造を要望する。
2　河川水位の上昇抑制
多摩川の排水能力を拡大させるため更なる河道掘削等を要望する。
3　護岸の早期復旧及び強化
損傷した親水護岸の早期復旧及び護岸の補強を要望する。
4　田園調布本町の漏水箇所における堤防強化
京浜河川事務所田園調布出張所付近堤防下からの漏水について、早期の原因解明と対策の実施を要望する。
5　京浜河川事務所所有の排水ポンプ車追加配備
災害時における確実、円滑な排水活動を実現するため、排水ポンプ車の追加配備を要望する。
6　上沼部排水樋管からの排水可能水位の引き上げ
上沼部排水樋管からの排水可能水位の引き上げに関して、区及び東京都下水道局との早急な協議実施を要望する。