【プレスリリース】大森 海苔のふるさと館・2年連続で海苔を収穫、大田区の海苔づくりの伝統を未来へつなぐ

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更新日:2022年2月3日

日時

令和4年1月23日(日曜日)
 

場所

大森ふるさとの浜辺公園(大田区ふるさとの浜辺公園1番1号)
 

内容

 大森 海苔のふるさと館では、毎年、大森ふるさとの浜辺公園の人工海浜にて、かつて行われていた大森の海苔づくりの方法で海苔の生育観察をしています。今年は令和3年12月18日(土曜日)に海苔の胞子がついた海苔網を張り、36日目の1月23日(日曜日)に大森の元海苔生産者2名、ボランティア3名、職員4名の合計9名で海苔採りを実施しました。 
 海苔は20センチ以上の長さに生長しており、関係者は昔ながらの方法で収穫しました。海苔は葉が柔らかく黒々とし、60年以上前に「本場物」と称された大森産の海苔を思わせるものでした。2か所に張った6枚の網から収穫した海苔は、脱水して9キログラムにもなりました。この海苔は冷凍し、後日海苔付けをして板海苔に加工する予定です。
昨年は5年振りの収穫でしたが、今年は2年連続の収穫となりました。

<大森の海苔の歴史>
 大田区大森は、江戸時代から昭和初期まで日本一の海苔生産地として栄え、大森産の海苔は「本場乾海苔」として称賛されました。また、大森は海苔養殖技術を全国各地に伝えられたことから「海苔のふるさと」と呼ばれています。しかし、昭和37(1962)年に東京湾の埋立計画などに応じたため、海苔づくりの長い歴史に幕を閉じました。
 
<海苔の生育観察事業>
 平成19(2007)年、大森ふるさとの浜辺公園が開園したことを契機に、地元の元海苔生産者が中心になって、再び大森の海で海苔を育てようという取り組みが始まりました。現在は大森ふるさとの浜辺公園内の人工海浜に海苔網を張り、元海苔生産者の指導の下、大森 海苔のふるさと館の職員とボランティアが協力しながら、日々、海での作業や生育の観察にあたっています。

画像:海苔網に生育した生海苔
海苔網に生育した生海苔

画像:海苔採りの様子
海苔採りの様子

プレスリリース内容に関するお問い合わせ

大森 海苔のふるさと館 電話:03-5471-0333(第3月曜日休館)
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