矢口特別出張所

矢口特別出張所外観

矢口地域は、大企業、中小企業や町工場まで、大小様々な企業・工場や商店、古くからの住宅や新しいマンションが混在する地域です。中小企業の中には、大企業の下請けにとどまらず、機械金属工業の独自の技術や市場を持つ企業もあります。近年、下丸子の多摩川沿いでは工場の移転により再開発が進み、跡地には大型高層マンションが林立しています。人口は増加傾向にある地域です。
地勢はほとんど平坦で、多摩川が西南方向に流れ、神奈川県との境界になっています。多摩川河口から約10kmの地点です。多摩川の河川敷では、のびやかな風景をそれぞれのスタイルで楽しんでいる光景が見られます。また、ガス橋緑地の堤防に植樹された「二十一世紀桜」や、ガス橋通りのけやき並木など季節ごとに見ごたえのある景観が楽しめます。
文化財では、南北朝時代に多摩川で謀殺された新田義貞の子、新田義興にまつわる史跡（新田神社、十寄神社、頓兵衛地蔵、妙連塚三躰地蔵）や、江戸時代の武家屋敷門を伝える蓮光院、矢口の渡跡など歴史文化資源も豊富な地域です。
平成21年からは、矢口地区の交通不便地域を解消するため大田区内で初めてのコミュニティバスとして、「たまちゃんバス」の運行を開始しています。