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中央防波堤埋立地の帰属問題についての大田区議会議長コメント(10月29日)
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更新日:2017年10月29日
我々大田区議会は、今般示されました東京都自治紛争処理委員による調停案に対し、会派を超えた議論を重ね、本日、その総意として調停案を受諾しないこと、及び、境界確定の訴えを提起することをそれぞれ議決いたしました。
今回の調停案では、埋立てを重ねてきた結果である所の、現在の水際線による等距離線のみを基準に、境界が引かれた訳であります。
我々大田区議会といたしましては、このたびの調停案が、真に合理的であるか否かに関し、司法の判断を仰ぐべきであると考えました。
中央防波堤埋立地となっている場所は、かつて大田区民が海面を占有して海苔養殖を営み、生産と生活の場としていた所であります。しかし、東京都による港湾整備政策のため、大田区民は300年にわたり続いてきた海苔養殖の歴史に幕を閉じることを余儀なくされ、関連する区内産業に大きく影響を与えた事実があります。
大田区の長年にわたる重要課題であります、中央防波堤埋立地の帰属問題が、合理的な判断の下に解決に向かうよう、大田区議会として、引き続き適切に対処してまいります。
平成29年10月29日
大田区議会議長